課題

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 最近、体育の授業でハンドボールという競技を始め、毎授業クラスを3チームに分けてトーナメント形式で競い合っている。

 確かにスポーツに勝ち負けは必要だ。その理由を述べていく。1つ目は、勝ち負けがあることによって、人は熱心に取り組むことができるからだ。スポーツに限らない話ではあるが、例えば勉強でも、中間テストや期末テストの際友達とテストの点数で競う状況にいた場合、友達に負けたくないという心理が働き、勉強を頑張るモチベーションになる。スポーツも一緒で、点数という優劣を証明、可視化するものがあるため、敵チームに負けたくないという思考になり、結果的に頑張る、熱心に取り組む理由になる。逆に、勝ち負けがない、点数が無い状況になると一気に雑になってしまう。実際、今年の夏に行われたFIFAワールドカップの3位決定戦のフランス対イングランドの試合では、選手全員が適当に攻めたり守ったりしていて、やる気なさが見れた。そして4対6という、なかなか世界大会決勝とは思えない結果になってしまった。こんな結果になったのは、その試合が3位決定戦だったからで、1位にしか興味がなかった2つのチームにとっては不毛な戦いであったからだ。

 2つ目の理由は、勝ち負けがあると経済的利益を生むからだ。プロスポーツリーグ限定の話になるが、大会で勝ち負けを気にするのは選手だけではなく、サポーターがいる。スポーツ市場はこのサポーターを利用して、スポーツリーグに経済的価値を作り出している。例えば、サポーターはスポーツ観戦をする際、自分の席を買うために観戦費を支払う。他にも、自分のチームを応援するための、自チームのユニフォームやグッヅなども買っている。それ以外にも、近年、スポーツを使った賭博が盛んになっている。そのため、2022年度の日本のスポーツの市場価値は15兆円に到達している。以上のことが、スポーツにおいての勝ち負けの必要性である。

 しかし、勝ち負けの重要性にも限度があり、逆にこだわりすぎるのは良くないと考えることもできる。1つ目の理由は、勝ち負けにこだわりすぎると、勝ちたい気持ちが先行してしまい、相手選手を害する可能性があるからだ。もし、試合中、相手チームに点をたくさん決める特定の選手がいた場合、勝ちにこだわっている人はその選手を止めるため、反則してでも妨害または暴力のような危険行為をするだろう。例えばサッカーでは稀に、相手選手にあえてスライディングやタックルをして、怪我による退場を狙う人がいる。サッカーだけに限らず、野球でもバッターが投手に死球を投げられて、数ヶ月戦線離脱させられるケースもよくテレビで見かける。

 2つ目の理由は、勝ち負けにこだわりすぎると、相手のミスを喜ぶ心理が生まれ、スポーツマンシップを意識しなくなるからだ。勝とうという気持ちが強いと相手に対する嫌悪感が高まり、結果的に相手の小さなミスを見ただけで、見下したり、バカにしたりしてしまう。しかし、この言動らはスポーツマンシップの三原則の一つである「リスペクト」という考えに則っておらず、モラル的に不適切であると言える。

 これらのことから、スポーツの勝ち負けの存在には色んな面で、良い点と悪い点があることがわかった。しかし、スポーツで一番重要なのは、自分が勝ったか負けたかではなく、その試合結果を通して成長できているか、そして、今後その結果の今後の活かし方ではないか。