柿
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年月日
色づいた柿は日本を秋を彩る風物詩である。柿こそは千年にもわたって日本人と共にあり、幾多の詩歌に詠まれてきた郷愁の果物といえる。「菓子」という字ももとはといえば、「柿子」に由来しているというほどの、日本の歴史に深く携わっているものである。寒い夜に鐘の音でも聞きながら食べるのが似つかわしい、昔ながらの季節を感じさせてくれる果物なのだ。
私の祖母は、毎年柿の季節が訪れると、干し柿を郵送してくれる。それはとても甘く、食べるたびに
「今年も秋がきたかー。」
と感じる。干し柿を作る方法を調べてみると、意外に工程が多く、ただ干してつるすだけだと思っていたから、驚いた。紐を結んだり、熱湯で殺菌する必要があるらしい。そして、柿は湿度に敏感なため、風通しの良い場所を選び、雨の日には部屋の中にクーラーを利かせるなどの、丁寧な手入れがおいしい干し柿を作るために重要になる。すごく難しそうで、何気なく食べているけど、こんなに管理されていることを初めて知った。 又、私は干し柿も好きだが普通の柿も大好きだ。ジューシーで固い食感が干し柿にはないもので、好きだ。祖父母の家の隣に、柿を育てている人の家があり、柿の収穫を手伝ったときに甘がきをそのまま丸かじりしたことがある。フォークで食べるのではなく、思いっきりかじるのが楽しかった。しかし、他のリンゴなどの人気でよく見かける果実は、残念なことに、農薬が付いている場合がほとんどなため、あまり丸かじりをすることができない。庭からとってそのまま食べられるというのは、昔から日本人と共にいる柿でしかできないことであると私は思う。
お菓子の音の由来は、「柿子」からきているらしい。私の学校での学級で、総合単元学習で、お菓子について研究している。最近お菓子の歴史について調べた。そもそもお菓子の起源とは、古代ローマの甘いパンらしい。当時のパンは甘くないものを生きるために平民が食べるもので、甘いパンは、神々に捧げる贅沢品という立ち位置だったらしい。なぜなら、甘い味にするには、蜂蜜や砂糖など、貴重で希少なものを使う必要があったからだ。だから、砂糖を使わずに糖分を摂取できる柿は、当時、貧しい人たちの生活において、とても重要視されていたのではないかと思う。また、柿には食べるという方法だけではなく、葉や根、木などを漢方薬や家具、伝統工芸などに使用されている。何でも作れる万能植物のような存在だったのかもしれない。そして、伝統工芸にも使われていて、日本の文化や芸能を向上させていったのは、柿があったおかげともいえるかもしれない。
柿とは、日本人にとって縁の下の力持ちのような、目に見えないところで生活を支えてくれている、ずっと昔から親しまれ、文化を共に築き上げてきた大切なものである。