天国と地獄のシーソー

   小4 こうき(aekou)  2026年10月2日

 「僕が、先にやりたい。」

と、弟の声が響きました。僕も先にクレーンゲームをやりたかったけど、弟に譲ってあげました。僕は先にできなくて、少し嫌だなと心の中で思いました。どうしてかというと、弟に順番を譲ったせいで、僕がクレーンゲームを出来なくなったからです。譲られた人は嬉しいけど、譲った人は損をするなと思いました。だから、譲ったら相手が嬉しいと分かっていても、自分は嬉しく無いから譲るべきか迷います。

 お母さんは、昔お友達と一緒に旅行をした時に、お友達がお母さんのデジタルカメラを落として、壊してしまったのを許したそうです。

「デジタルカメラは安くはないけど、わざと落としたわけじゃないし、仕方なかったと思うから、お母さんはお友達を怒ったりしなかったよ。」

と、お母さんは僕をみました。そのおかげで、デジタルカメラは壊れても、楽しく旅行を続けられたそうです。もしもお母さんがお友達を許していなかったら、つまらない旅行になってしまっただろうなと思いました。

 僕の場合は、壊されたものがとても高いものだったら、許すか許さないかどちらか分からないと思いました。許すこともあれば、許さないこともあるのは、物や運次第だと思います。それは、まるで微妙なバランスの天秤のようだと思いました。

 僕は、許したい気持ちもあるけど、やっぱり許せないこともあると思います。許せることはできるだけ許して、許せないことは素直に許さないことも大切だと思います。

「今度は、あっちのゲームに行こうよ。」

弟が、元気よく、指差しました。僕は、もうちょっとクレーンゲームで遊びたいなと思ったけど、弟とお母さんについて行きました。そして、ゲームセンターからちょうど夕陽が沈んでいくのが見えました。