「アッカンベー」

   小4 いのはる(inoharu)  2026年10月2日

 「バシンバンバン」まずい。親友の大橋にちょっかいだしたら、いつのまにか大げんかになってしまった。ぼくと大橋は小学校一年生から四年生までずっとクラスが同じで、仲が良い、でも、たまに、ちょっかいを出しすぎて、もめごとになってしまうことがある。口げんかしたり、なぐりあいしたりする。でも、なぜか、大橋とぼくは何も言わなくても、次の日はもう仲良く遊んでいて、自然に仲直りができるふしぎなそんざいなのだ。

 次にゆるしてあげたこともある。一ヶ月前くらいに、お母さんが夜ご飯に茶わんむしをつくろうとしてくれた。茶わんむしはぼくも大好きで楽しみだった。そして、サッカーからかえってきたら、お母さんがあやまってきた。しっぱいしてしまったそうだ。みてみると表面に少し、ぶつぶつとした形がついていた。火かげんが強すぎたらしい。食べてみると味もかわらないし、なんだかいつもより少し、おいしく感じたような気がした。おそらく、お母さんがぼくがサッカーに行っている間に、一生けんめいつくってくれてくれていたんだと思う。そのおかげがぶつぶつしてしまった茶わんむしでも、器の中はまるで黄金のようにかがやいているようにみえた。

 次に、お母さんが昔、ゆるしてもらった話をにいてみた。お母さんお父さんはきびしく、ゆるしてもらうなんてありえないくらいこわかったそうだ。お母さんはむかし、お母さんのお父さんのお酒を買いに行くおつかいをよくしていたらしい.小学三年生くらいのとき、おつかいにいったら、帰りに家のかいだんでお酒を落としてびんごと割ってしまったそうだ。そのとき、お母さんはどうしていいかわからず、おこられるかもひれなちとおもい、泣き出してしまったそうだ。そうしたら泣き声を聞いてお父さんが上からおりてきて、おこるどころかかたづけをして、もう一度おつかいを頼んでくれたのだそうだ。しかも、おつりはおこづかいにしていいよといって、帰ってきた時にはおつかいをほめてくれたという。きっと、お母さんをたぐさめたかったんだと思い、こわい人ほどやさしいときには優しいのだとおもった。

 雨ふって地固まる、雨の後は晴れ、水魚の交わりという言葉があるように、人間にとって、けんかをするというのは友だちでいるために大切なものである。でも、しすぎれば本当に仲が悪くなってしまう。つまり、親しき中にも礼儀ありということだ。ぼくはこれからも大橋と仲良しでいたい。これからもてきどにけんかをつづける。

 「バンバンバンバン」

今日も、ぼくたち四年一組の教室で大橋とぼくはちょっかいを出し合っている。