授業の渚 ti-09-3


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(チカラシバ)

Hi! Billyです。今学期も残りわずか。
 もう少しで、「チカラシバ」の課題ともおさらばっていうわけだね。
 進級テストに合格した君は、10月からは「ツゲ」の課題になるからね。

 さて、今日は、9月3週の長文の感想文課題だよ。長文は読んであるよね?

 今学期最後の感想文。がんばって書いていこう。

 では、段落ごとに書き方を説明するよ。

 第一段落は、まず三文抜き書き。そして、その三文抜き書きに続けて「ぼくがこの話を読んでいちばん○○○と思ったのは……です。」というようにいちばん印象に残ったことを書いてみよう。

 三文抜き書きの仕方はもう大丈夫かな? 長文を大きく三つに分けてそれぞれのかたまりから一つずつ大事な文を抜き出してみてね。三つの文がうまくつながらなくても気にしなくていいよ。

 たとえばこんな感じ。

「ほんとうに、盗人(ぬすびと)のかしらは泣いていたのであります。子どもも仔牛も、じぶんを信用しているのです。こんなことは、盗人のじぶんには、はじめてのことであります。かしらの眼から涙が流れてとまらないのはそういうわけなのでした。」

 あ、四つの文になっちゃった。でも、OKだよ。

 三文抜き書きの後には、いちばんびっくりしたことやいちばんよかったと思ったことなどを書いていこう。

「ばくがこの話を読んでいちばんよかったと思ったのは、これまできらわれていたかしらが子どもに信用されて美しい心になったことです。」

 なーんていう感じだよ。

 第二段落は似た話。

 このかしらは、みんなからきらわれていたから、だんだん心がひねくれてしまったんだよね。みんなは、そういう気持ちになったことない? お母さんにおこられたときや友達とけんかをしてしまったとき、「どうせぼくなんて……」っていう気持ちになるよね。そんな話を書いてみよう。

 もちろん、逆の話でもいいよ。みんなからほめられるとまんざらでもない気持ちになるよね? 自分のしたことが認められて、ますますやる気になったっていうような話を書いてみよう。

 僕は、この前テストで100点を取ったんだけど、友達からは「すごーい。」って言われるし、お母さんからは「ビリー、よくやった。」ってほめらるし、それはもう大変だったんだ。僕は、次のテストでも絶対に100点を取るぞって思って、毎日がんばって勉強しているんだ。

 似た話の中には、なるべくたとえも入れてみてね。

 第三段落はもう一つ似た話を書いてもいいし、想像したことを書いてもいいよ。

 もし、君がこのかしらだったらどんな気持ちだろう? 「もし、ぼくがかしらだったら……」という形で想像して書いてみよう。

 第四段落は結びの感想。この長文を読んで思ったことを書いてまとめるよ。

 「ぼくは、この長文を読んで、みんながお互いを信頼できるようになれば、みんなの心が美しくなるのになあと思いました。」

 どうかな? でも、こんなにかっこよく書けなくても大丈夫だから心配しなくていいよ。君が思ったことをそのまま書いてみてね。

 今日は感想文だから、400字を目標に書いていこう。

 では、今日も元気に Let’s GO!!