授業の渚 mu-10-1


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ムベ 10.1 けんかはよいか悪いか

 第一段落は、けんかの実例と意見。けんかなどあまりしないという人は、口げんかのような例でもいいし、今の社会における争い事の例でもよい。(以下、「けんかはよい」という意見をもとに)
 第二段落は、その理由1と実例。「なぜなら、けんかをするということは、それだけ相手を対等の人間と見なしているということだからだ。よく「けんかするほど仲がよい」という言葉がある。私も、小学生のころ、仲のよかった友達とよくけんかをしたが、お互いに自由なわがままを言える関係だからこそできたけんかだと思っている」など。
 第三段落は、理由2とデータ実例。「もう一つの理由は、けんかをするということは、それだけ自分の主張がはっきりしているということだからだ。(理由)聖徳太子は、607年、隋に、「日出(いず)る処の天子、書を日没(ぼっ)する処(ところ)の天子に致す」という国書を送り、隋の皇帝を激怒させた。(データ実例)しかし、そのことによって、日本と中国の対等の関係が築かれた」など。
 データとは、数字又は固有名詞のこと。
 データ集のデータを、自分の意見にあてはまるように工夫するとよい。「31 人間関係における意識調査 (読売新聞 2004年)によると、『電子メール、携帯メールの方が気もちを伝えやすいか はい 28%  いいえ 64%』となっている。これは、人間が、メールなどを通してではなく、直接相手と接したいという気持ちを持っていることの表れである。同じように、けんかをすることのできる関係は、相手との深いコミュニケーションを持つことのできる関係でもある」など。
 第四段落は、反対理解と意見。「確かに、けんかによって相手も自分も傷つくことがある。しかし、……」。名言は、「67 一人の敵も作らない者は、一人の友も持たない」など。