授業の渚 nnzi-09-3


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ンジ 9.3週

1、第一段落は、状況実例と予測問題の主題。「偽善的な自然保護に対する批判は、確かに正しい。核拡散防止と同じように、強者の論理の押し付けという面はある。しかし、それを批判するだけでよいのか。自然に対する管理と放任と間に、第三の道はないのか(予測問題)」など。

2、第二段落は、対策1と体験実例。「第一は、自然の創造である(発明)。アマゾンの原生林を守ることも確かに大切だが、それと同時にこれまで砂漠だった地域をいかに緑にしていくかということも考える必要がある。先進国にとっても、途上国にとってもプラスになる自然保護の道があるはずだ。巨泉さんのタバコの例で言えば、健康によいタバコの発明ということになる」など。雪国では、雪は自然災害だが、その雪を町おこしに使っているところもある。

3、第三段落は、対策2と社会実例。「第二には、大規模な自然破壊の多くが、利権による開発と結びついていることを考えることだ。そう考えると必要なことは、十分な環境アセスメントと情報の公開とも言える。例えば、ダムの建設なども、その後の自然に対する影響を十分に考慮する必要がある」など。自然を守ることでお金は動かないが、開発をすることでは巨大なお金が動く。そして、最も大きな自然破壊が戦争。枯れ葉剤やクラスター爆弾をばらまくようなことこそ、まず第一に止めなければならない」など。

4、第四段落は、反対理解と自作名言。「確かに、現在の自然保護の中には、先進国の強者の論理に支えられているものも多い。しかし、途上国も先進国も互いに我慢しようというだけでは、明るい展望は生まれない。大事なことは……」。自作名言は、「自然とは、何もしない状態ではなく、自然を維持し続けるという人間の働きかけの状態なのである」など。