授業の渚 nu-12-1


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 Hi! Billyです。

 いよいよ12月だね。今年もあとひと月ってわけさ。みんなはクリスマスの準備や冬休みの計画で頭がいっぱいかな?

でも、今週はちょっと気をひきしめてやってほしいんだ。なんたって「進級試験」だもん。

 今回の課題は「おいしかったことまずかったこと」です。僕の大好きな食べものネタだ!! みんなにとっておいしいもの、ま

ずいものってどんなものなんだろう。僕がおいしかったと思うのは、夏休みにみんなで釣りをして、釣れた魚をその場で焼いて食

べたことや、キャンプで初めて、自分たちだけで作ったカレーのことかな。いつもお母さんが作ってくれる料理や、学校の給食も

おいしいけど、「ただ食べただけ」というより、何か他のことと結びついた食べものの記憶って、とくに印象的だよね。反対にま

ずかったのは…お母さんが病気の時、僕が作ったお味噌汁。「かんたんかんたん、僕できるよ」と言ったものの…。だしをとるこ

とを知らなかったので、すごく変な味になっちゃった。あれはまいった。

 こんなふうに君の「おいしかったことまずかったこと」を紹介してね。

 では、項目をチェックしておこう。「項目の苗」をしっかり見ておいてね。

構成:書き出しの結び。これは慣れたよね。もうプロ級かな? 最初に「書き出しのくふう」をして、作文の最後にも同じ言葉ま

たは、関係のある言葉を使うというものだったね。今回は食べものの話だから「いただきまあす」で始まり、「ごちそうさま」で

終わる、というのがよくあるパターン。さらに上を目指す君にはこんなのはどうかな? 「「やった〜! 今日はトンカツだ!

 」で始まり、「やっぱりトンカツは最高! 」で終わる。「うっ、この味苦手…」を最初と結びに使う。「おばあちゃん手作り

の干し柿が届いた」で始まり、「おばあちゃんの干し柿は残り1個となった」


題材:前の話、聞いた話、調べた話。自分の「おいしかったまずかった」体験以外にも、他の誰かから聞いた話や、うんと小さか

った時の話、その食べものについての資料をインターネットや図鑑などで調べた話などを盛り込んで豊富な内容にしよう!

表現:たとえかことわざを入れる。たとえはもうわかっていると思うので、どんなことわざがいいか、少し例をあげておこう。

 「鵜(う)の真似をする烏(からす)、水に溺(おぼ)れる」(大人の食べものやお酒を口にして、ひどいめにあってしまった時)

 「馬の耳に念仏」(お母さんに口うるさく、体によいから食べろと言われている話)

 「蓼(たで)食う虫も好きずき」 (みんなが好きなものを私が嫌いだったり、またその逆のこともあるよね)

その他「良薬は口に苦し」 「虎穴に入らずんば虎児を得ず」 が使えそう。

主題:わかったこと。「おいしかったことまずかったこと」を考えていくうちに「わかったこと」を書いてみよう。わかったとい

う言葉の意味としては、「学んだ」「初めて知った」「教えられた」「あらためて考えさせられた」などがあるね。「人気のある

食べものが必ずしも体にいいわけではないということがわかった」「昔からある食べものは、味わい深いということがわかった」

「おいしいまずい、は人によって感じ方がさまざまだということがわかった」「おいしいとかまずいとか、食べるだけの僕は簡単

に言うけれど、心をこめて作られたものは何でもおいしいということがわかった」こんなふうにまとめるといいね。


 どうかな? ポイントはわかったかな? あと大事なのは字数!! 800字目標でがんばってくれたまえ!

では、合格目指してLet’s GO!!