授業の渚 nu-12-3


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ヌルデ 12・3

Hi! Billyです。

 元気に過ごしていますか? カゼがはやっているから気をつけてね!

 さて今週は「数年前のことに(感)」です。興味深い内容だったね。著者の鈴木孝夫さんは日本語に関する独創的な思想や提案を発表している人で、その著作はよく入試問題などに使われています。機会があったら読んでみるといいよ。

 第1段落。要約だね。

何をいつ食べるか、それをどう食べるか、といったことに関して、どの国の食事にも、さまざまな制限や規則が習慣として存在する。日本食の場合には、米の飯と他の食物との関係は、並列的・同時的である。ところが、食事の一段階ごとに一品ずつの食物を片付けていく、通時的展開方式の性格の強い食事文化もある。日本の食事文化に存在するある項目を、別の食事文化の中に見出すと、これを自分の文化に内在する構造 に従って位置づけてしまうことがある。

 ポイントはこのあたりかな。わかりにくい人は三文ぬきがきの手法でやってみてね。

 第2,3段落。似た話をさがしてみよう。食事をはじめとして、国ごとに文化などの違いがあることに注目して書いていこう。
テレビや映画で見たよその国のおもしろい習慣や食文化、はじめて食べる外国から来た食べ物、海外にでかけた時驚いたことなど。
また、逆のこともあるよね。ぼくのアメリカ人のともだちは、夏休みに遊びに来たとき、日本では家の中では靴をぬぐということにすごく驚いたり、初めて食べたお刺身をびくびくしながら口に運んだり、すきやきの時は喜んで何度もおいしいという意味の「Yummy!」を繰り返していた。そんな話が入るといいね。

 ふたつめの似た話は、人から聞いた話が入るといいね。外国に出張に行ったお父さんや、海外旅行に行ったことのあるお母さんたちから、おもしろい話を聞き出してね。文化の違いによって、同じ事柄が異なった価値のもとに位置づけられてしまうという例
がみつかるといいね。

 第4段落は、結びだね。この長文を通じて「わかった」ことを書くんだったね。国ごとに文化や習慣の違いがあることがわかった、から一歩進んで、「その違いをお互い理解しあうことが大切だとわかった」というところまで書けるとカッコいいな。

 そのほか、「ひとつの事柄にもいろいろなとらえ方がある、ということがわかった」というふうに発展させてもいいね。

 それでは今週もがんばってね! Let’s GO!