授業の渚 wapi-09-3


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ワピ 9.3週

1、高齢化社会は、決して暗いものではなく、むしろ明るい可能性に満ちていると見なすべきだ、という話。
 第一段落は状況実例と当為の主題。「最近、おじいさんとおばあさんが増えた。先日も、……。」など。あるいは、もっと拡張高く、「日本の高齢化は、急速に進んでいる。……」など。
 意見は、「高齢化のよい面を見て、そのよい面を拡大していくべきだ」など。

2、第二段落は、方法1と体験実例。「そのためには、第一に、年をとることの積極的な価値を見直すべきだ。(方法)例えば、私も困ったことがあるとよく祖父に相談する。親や学校の先生だと真面目に対応してくれるのでくたびれるが、祖父はいつでも、『まあ、そんなもんじゃろ』と歯のない口で笑うのでほっとする。また、江戸時代は現在の日本の文化の基礎ができた時代だが、その洗練された文化も高齢化によってもたらされたと見ることができる」など。

3、第三段落は、方法2と社会実例。「第二には、高齢者が活躍できるような社会の仕組みを作ることだ。例えば、段差のない道路、エスカレーターやエレベータの設置された公共施設など」。

4、第四段落は、反対理解と自作名言。「確かに、高齢化に伴うマイナス面もある。しかし、それはこの長文が述べているように過渡期の問題としてとっらえることができる」など。自作名言は、「年をとるということは、未来の可能性が減ることではなく、過去を生かす可能性が増えることなのである」など。