授業の渚 yabi-09-3


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ヤビ 9.3週

1、第一段落は、要約。ヨーロッパは個人の自立に重点が置かれている。例えば、批判をされたときに反論しないとその批判を認めたことになる。日本では、反論すると生意気だと思われる(笑)。たとえ、自分の方が正しくても「すみません」と言っておいた方が、集団の相互扶助の精神に沿っているので、うまく行くことがおおい。(いいのか)

2、第二段落は、意見Aと体験実例。「確かに、ヨーロッパ的な個人の自立は大切だ。私も、ひとりでホームステイに行ってから、自分がしっかりしてきたような気がする」など。ひとり旅をすると、たくましくなることが多い。

3、第三段落は、意見Bと社会実例。「しかし、日本的な助け合いも大切だ。世界の宗教の多くは一神教で、他の宗教を排斥するが、日本人の感覚は、「お釈迦様もキリストも天照大神(あまてらすおおみかみ)も、結局は同じ人間なんだから、仲よくやればいいじゃん」と考える。そこで、葬式は仏教で、結婚式は神道(しんとう)で、クリスマスはキリスト教で、ほかにも面白い行事があれば、どの宗教でもOKとなる。これが、平和で治安のよい社会を生み出している」など。

4、第四段落は、総合化の主題。「大事なことは、個人の自立か、社会の助け合いかということを、他人事の問題として考えることではなく、自分たちが将来どういう社会を作っていくべきなのかという自分たちの問題として考えることだ」など。名言は、「50 哲学者たちは、世界をさまざまに解釈してきた。しかし、大切なのは、解釈することではなく、変革することである」など。