書いた人は高橋陽道 on 98/09/23 05:10:30:
コメント先: 今日鬱病と診断されました posted by あさぎ on 98/09/23 02:04:44:
薬について不安がおありのようなので、説明をします。(医師は説明してくれませんでしたか?)抗うつ剤は、以下のようにして効きます。私は専門家ではないので、本を直接引用させていただきます。
「脳は本質的に伝奇的なシステムです。神経細胞、つまり『電線』は、電気的な信号を科学的伝達物質によって伝えます。もし神経細胞からこの伝達物質がなくなったら、脳の情報伝達はうまくいかなくなります。その結果、ちょうど壊れたラジオからの音楽が聴き取りにくいように、心理的、感情的に活気がなくなってしまいます。うつ病とはこのようなものです。」
「抗うつ剤はこれをどのように直すのでしょうか? 現在、四種類の異ったタイプの抗うつ剤が用いられています。もっとも広く使われている『三環系』抗うつ剤は、神経細胞間の感情伝達を行うアミンという物質の働きを強めますが、実際にアミンの量を増やすわけではありません。」David D. Burns (野村、夏刈、山岡、成瀬訳)『いやな気分よ、さようなら』星和出版 1990 p.446
抗うつ剤には副作用はありますが、習慣性は全くないので、医師の指示通りに飲んでいれば問題ありません。
しかし、私はあなたのことを知らないので何とも言えませんが、私と同じ高校生なので、認知療法と薬の併用が効果があるかもしれません。『いやな気分よ、さようなら』 星和出版 1990(ISBN4-7911-0206-1)は入門用の本としてお勧めです。買うと高いので、大きめの図書館で借りるのがお勧めです。ただし、認知療法を知っている医者は日本にはまだまだ少ないので、医者に内緒でやったほうがいいかもしれません。なぜなら、「そんなインチキ療法をするな」といわれる(私はいわれましたが)といわれる可能性が高いからです。
うつ病はどちらにしても自殺さえしなければ治るので、あまり心配なさらないでください。