書いた人は森川林 on 12月 12, 1997 at 07:12:55:
コメント先: Re:Re: 理想よりも競争や賞罰を posted by タカヒロ on 12月 07, 1997 at 04:55:20:
> 子供に勉強の意欲を持たすつもりはないんです。
> 勉強なんて強制的にさせても、させなくても同じだからこそ、
> 勝ち抜く、という目的だけを達成させればいいんです。
ご返事待っています、なんて書かれたので、つい書いてしまいました
が。
勉強でもなんでも大事なのは、やはり意欲だと思います。人間がブロ
イラーの鶏か何かだったら、ロボットのように扱うことがいちばん効率がい
いことなのでしょうが、残念ながら、人間をロボットのように扱うとすごー
く効率が悪いのです。
もちろん、しつけなどの基本的なことや、朝起きるときに目覚し時計
の助けを借りるなどというところは、ロボットのように対応した方がいいの
ですが。
人間が自覚を持って勉強に取り組むようになるのは、中学3年生ごろ
からだと思います。しかし、それ以前の年齢でも、「おまえは、言われたと
おりにやっていればいいんだ」というような対応の仕方をするよりも、「勉
強というのは、自分自身を向上させて、将来、社会に貢献できる力をつける
大切なものなのだから」という話し方をした方が、子供は納得して勉強に取
り組めると思います。たとえ、そのときは言葉の深い意味が理解できなくて
も、その雰囲気はたぶん子供の精神にかすかな影響を与えると思います。
タカヒロさんは、たぶん、こういうクサイ話が嫌いなのでしょう。し
かし、人間というのは、もっと肯定的なものだと思います。
ふと、窓の外を見ると、今日も、朝日がきれいだぜ。