光る表現コーナーができました


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書いた人は森川林 on 98/02/13 18:57:01:

 言葉の森新聞に「光る表現コーナー」を作りました。これは、それぞれ
の先生が自分の担当している生徒の作品の中から、光る表現の部分を選び出
してそれを言葉の森新聞に掲載するというかたちをとっています。

 この「光る表現」がたくさん集まって、今では、毎週発行の言葉の森新
聞に載せきれなくなってきました。今後は、学年ごとに光る表現を分類し、
学年ごとに掲載していく予定です。

 言葉の森では、みんなが主人公となる教室をめざしていますが、作文と
いうのは、この「みんなが主人公」というかたちにとても合っている勉強の
ようです。

 英語や数学などの勉強では、正解がひとつに決まっています。もちろん
学習のレベルが高くなれば正解はひとつではなくなるでしょうが、小学校か
ら高校で勉強する範囲では、だいたい答えがひとつと言っても差し支えない
と思います。

 こうなると、運動会の徒競走のようなもので、日の目を見る子は一番早
い子だけということになりがちです。2番目以下の生徒は、仮装をして走る
ような徒競走ででもないかぎり、個性のある一人ひとりではなく、1番の子
を引き立てるためのその他大勢の中のひとりでしかなくなってしまいます。

 これに対して、作文は、得意な子と苦手な子というのはもちろんいます
が、(それは読んでいる本の量や質に比例した表現語彙の違いとなって表わ
れるもので、決して生まれつきのものではありませんが)、苦手な子でも、
いい題材を見つけたときはすごくいい作文を書くことができます。

 どんな子のどんな作文でも、それなりに光るところを見つけてほめるこ
とができるというのが、作文の勉強のいいところだと思います。しかも、そ
のほめ方も、正解と一致しているから◎というほめ方ではなく、「○○君ら
しい表現だね」というかたちで無限に多様にほめることができます。

 「光る表現コーナー」はおかげで大盛況です。できるだけ多くの生徒の
いい表現を載せていきたいと思います。



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