作文教室が母校のひとつとなるように


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書いた人は森川林 on 98/02/13 20:40:42:

 作文は、小学校の一、二年生から勉強を始めた生徒がそのまま高校生や
大学生や社会人になっても続けていける勉強です。作文に書かれた内容とい
うのは、よく覚えているもので、高校生の生徒を教えているときに、ふと、
「そう言えば、君が小三のころにこんな実例を書いたことがあっただろ」な
どと思い出して言うことがあります。生徒の方もよく覚えていて「ああ、そ
うですね」と、そのとき作文にかいていた絵まで思い出すことがあります。

 こういう状態がこれからも続いていけば、高校生になった生徒が、後輩
の中学生に、自分が中学のときに取り組んだ課題を説明してあげるというよ
うなことができるようになると思います。

 勉強というのは、先生に教えてもらうよりも友達に教えてもらうほうが
わかりやすいということがよくあります。

 言葉の森の将来の目標は、このように上級生が下級生を教えるかたちを
とっていくことです。そして、上級生は上級生どうしで、同じテーマでディ
スカッションをして意見を深めていくかたちをとっていきたいと思っていま
す。

 作文以外の勉強は、ふだんの遊びでもこういう仕組みができれば、作文
教室が生徒たちのひとつの母校になる可能性があります。受験勉強は、受験
が終わればおしまいですが、本当の勉強は、その年代ごとの新しい課題が常
にあるものです。

 そのためには、もっと課題の流れを体系的にし、もっと受講料を安くし、
もっとネットワークを活用した教室にならなければなりません。時間はかか
りますが、そういう理想の教室をめざしてやっていきたいと思っています。




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