小5から常体で指導

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書いた人はnaneさん 2000/09/13 09:16:57

コメント先: 常体と敬体naneさん) 2000/09/13 09:16:57

 小学校の教科書の場合、低学年は敬体が多く、高学年は常体が多くなっています。
 この敬体と常体の比率が逆転するのは、小5あたりです。
 敬体は話しかける感じの文体で、常体で自分の内部に志向を向けるような文体です。ですから、考える作文は自然に常体になりやすいという傾向があります。
 低学年でも、読書の好きな子は自然に常体で書いてしまうことが多く、高学年でもあまり本を読まない子は敬体で書きがちだという傾向があります。
 ですから、高校生の人が体験学習で初めて書いた作文を見ると、敬体か常体かで大体の実力が推測できます。一般に敬体で書く人は、あまり本を読んでいません。常体で書く人はよく本を読んでいます。
 しかし、これはあくまで一般論で、敬体で立派な論文を書く人ももちろんいます。

 言葉の森では、小4までは敬体で、小5からは常体でと指導しています。これは小5から考える感想文が課題の中心になるからです。
 また、敬体と常体は区別するものだという意識を子供たちが持てるようにするためにも、小学生のころは、どちらで書くかをあらかじめ指定しておくといいと思います。


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