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日本人にとって昔話と言うのはおそらく親から聞いたと言う思い出の多いものであろう。このような昔話と言うのは海外にももちろん存在する。例えばグリム童話などが挙げられる。日本人が作り出す物語というのは善い行いを行うとそれ相応のよい結果を得ることが出来ると言うものが筋、というものがおおい。鶴の恩返しはタイトルからもそれのとおりである。一方で三匹の子豚のような海外で生まれた昔話は相手が行った行為に対し報復を行うと言うのが本文である。これは日本の昔話とは対照的に非常に「責任」に沿った話であると言える。 このようにそれぞれの国の童話には国民性が著しく現れており、これらを発達段階の子供に伝えることによってよく言えば「社会への理解」、強めで少し含みのある言い方をすれば「洗脳」をしていると言える。しかし、このような基本となる国それぞれの国民性、いわば人格は必要なものであって、決して「洗脳」に近いことをしているからと阻害すべきものでもない。逆に言えば、このような昔話は国民性、つまり一人一人個人の基本的人格の形成には必要不可欠ともいえる。そのために、私は昔話、それもその国独自のものを子供へ伝えていきたいと思う。 まず、昔話を伝承する第一の方法として、子供のときに多くの昔話を読んでおくことである。昔は昔話であるからして口伝えであったのであろうと思われるが、今現在昔話は本で刊行されているものが多く、子供にも非常に親しみやすくなっている。これは現在ならではの方法であるが、これをつかって保護者などが読み聞かせ、文字が読めるようになったら自分で読ませるといいのではないかと思う。 これは昔話を知っていると意外にも大人になって役に立つ場合が多いのである。このまえに、保護者が一人で読んでおくと尚よいと思う。また、このようなものは海外の童話よりも日本の童話の方がよい。多少成長が感じ取れるのであれば、海外のものを読ませ、責任というものを子供に覚えさせると言うのも一つの方法として存在する。これは日本の童話に見られる特徴の一つであるが、このように日本の昔話が念頭に置くような「協調性」というのは子供の友達関係の中で非常に重要になってくると思う。 冒頭で紹介したような海外の「責任」を刷り込むと、子供の友達関係はとたんにやりづらくなる。なぜなら、「自分には責任が来ないようにする」という一点張りになる可能性があるからである。もちろんこれは大人になっても会議などでも必要なことであるが、これは多少意味が変わり、大人になると「他人の責任」だけではなく「自分の責任」も生まれてくるからである。 そして第二の方法として、大人がこれを読むことである。大人が子供に伝承するものであるからというのもあるが、実際は一般社会でもこのような刷り込みが行われると生活しやすくなることも多い。また逆に中途半端に海外のもと言う方が実は中途半端な掛け合いが生まれてしまい、不便な生活になる。 大人になると英語の童話などは英語で読めるようになり、自分の中に直に文章が入ってくることだろうと思う。このような年齢になると、社会的にも必要なことがわかってきて、無意識の中で話をいい話、悪い話と選別することになる。その上で子供に話すと私は効果的なのではないかと思う。最近は「とりあえず有名だから」などと言う理由で子供に読み聞かせている保護者も多いと思われるが、このように子供の成長、人格形成にかかわってくると考えるともう少し、真剣に考えてほしいものである。 確かに冒頭に書いたように昔話と言うのは多くの「刷り込み」または「洗脳」を行っている。これは違う視点から見ればかなり危険な状態である。しかし、日本の昔話には協調性が大きく書かれているが、昔の日本が行ったような独裁的な言葉・考えは一切なく、ここからも童話は日本人を縛るものではないと言うことが分かる。 また、強いて言えばそのようなことがないように第二の方法で書いたように大人も童話を読むことが必要なのである。これは子供に対する愛のホワイトフィルターであると思う。 いまある昔話は今のここで書いたように伝承されてきているものであるので、いまそれを伝えるか、伝えないかは現代の人が決めていいことであると考える。 このように私はこれからの国を担う子供にその国独自の昔話を伝えたい。このようなことは今現在出来ることの一つであると私は考える。また、本に書いてある昔話という分かりやすい形式の伝統をまた昔のように口伝えで伝えることも必要であると思う。そうすることによって昔話はいまの日本に合うように変化をしていく。
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時間:
4週の読解問題3
問1
問2
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週 範囲:
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7-9
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字数:
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