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生徒:emena
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youbi_kaze_gakki
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「いただきまーす。」 一同が一斉にがつがつと食べ始めた。でも私だけは違った。一人でご飯の一口しか食べない。 私の友達は、 「ねえ美有紀、なんでそんだけしか食べないの?。ねえ、競争しようよ。ねえってば、聞いてるの?。」 でも食が細い私は 「・・・。」 何も応答は無かった。昨日の不愉快な現実からは眼をそらせなかったからだ。その私が最もいやな事実とは・・・。 先日の給食はものすごくまずそうなメニューであった。いま思えば、期待に裏切られた、といったほうが正しいかもしれない。 給食係が告げた。 「今日はご飯、牛乳、アユのみそ焼き、ピーマンとチーズのアツアツ卵焼き、里芋と野菜の和え物です。皆さん残さず食べましょう。」 その言葉を聴き、私はふらりと倒れそうになった。 「ゲッ!今日私が大嫌いなメニュー!給食ってメニューがチンプンカンプン!だから頭いたいって言って帰っちゃおうかな・・・。」 なんて思いながらも私はちびちび食べていた。 でもそのときの担任は給食はちゃんと食べなきゃいけないといつも言い張っている四年の先生、小林先生だ。「食」に関しては吃驚するほど厳しい。食がない私はいつも先生から、 「有紀ちゃん、食べてみなサーーーい?。」 などといつも説教を受けていた。私は「馬の耳に念仏」というようにいつも聞き流していた。左の耳穴からはいって右の耳穴へとスルーする。あーあーあーあー、困っちゃう、いつも私はそう思っていた。自分のためとは存じているのだが、なかなか口や手がいうことを利かないのである。 指定日の抽選会の日に完食すればシール、と同様にごほうびが貰える。私は一回もそんな御褒美なんて取ったことは無かった。欲が体中をめぐっていたとも考えられる。その抽選会は、第三月曜日の昼・・・つまり今日だった。御褒美当てのやり方は、超単純だ。先生とじゃんけんをして、勝った(生き残った)人が貰える。但し、それは給食を完食しなければいけない。でもこの苦境を何とか乗り越えるだろうか。御褒美目当ての私は、まるで国政よりカネに目がくらんだ大臣になった気分だった。 「頂まーす。」 そして給食を見た私は、思わず笑い転げそうになった。「里芋と野菜の和え物」という題なのに、里芋が一つも入っていないからだ。あの屈辱的なネバネバ感も含まれてない・・・?そ、そんな、ぁ。里芋は、ぬるぬるしたところとまるで蜘蛛の巣のようにきらめくネバネバ感が嫌だ。でも、いまはとにかく喜ぶべきである。 「大嫌いな里芋が入ってないなんて・・・?」 「こりゃラッキー!。」 そう思った私はするりと第一難関を突破した。 第二難関は・・・ピーマンとチーズのアツアツ卵焼き、だ。そもそもピーマンは大嫌いだけど、チーズは嘔吐するほど嫌いだ。あのTVCM(テレビコマーシャル)のとろけるチーズのイメージ画像を見ると、眼をそらしてしまう。それと、チーズを熱くして(オーヴンで溶かす)トロトロ(どろどろ)にしたときなんかのイメージを思い浮かべると、はきたくなる。まるで、地上最強のとろーりトロケルチーズトロール(駄洒落)のようだ。(笑)ま、とにかく食べてみた。一口、二口、三口・・・。食べているうちに、私の顔がだんだんとひきつってきた。口を開けて、呆然としている。とてもまずかったのだ、そのヘンテコ料理は。思わずはきそうになってしまった私は、そばにあった牛乳で口内にある異物のようなものを流し込んだ。食べているうちに、目は泣きそうになって血走っているし口はそのまずさにアングリ開けている。こんなにまずい給食を食べたのは自分でも初めてだった。今思うと、口の中に食卓物を詰め込んで牛乳やみそしるで流し込んでいる自分がおかしかった。 「チリーン・」 給食終わりのタイムベルがなった。私はとうとう完食しなかった。 と・こ・ろ・が、・・・先生は 「ちょっと今日先生は、いまから職員室で会議があるので、今日の抽選会は無しにしまーす」 と告げた。それを聞いた大胆の生徒たちは、 「エーーーーーーーー。」 と不満げな声をあげた。でも私だけは、顔に赤らみを取り戻していった。よかったぁ、という気持ちが心を揺るがした。でも、あの料理を思い浮かべると、再び吐きたくなる。もう二度とあんな給食は真っ平だ・・・私は真心からそう思った。 それとは真逆の話。私が好きな食べ物は、果実だ。ビタミンも含んでいるし、美味しいし、髪応えがいいからだ。よく、給食で果実が出る。私はその時給食はいつもどおり食べないけれど、果実だけはバリバリ食べる。友達には、 「何で果実だけ食べるの?。」 とよく聞かれる。が、私はきまって 「別バラだから。」 と答える。美味しくないものは食べられないけど、美味のものはいくらまでも入る。私の腹はそう応答した。 私は、好き嫌いとはじぶんの味覚や心などで決まるんだなと分かった。 「ご馳走様でした・・・」 嫌な顔をしながら私は箸をおいた。
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表現:
時間:
4週の読解問題3
問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
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学年:
幼中
幼長
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小2
小3
小4
小5
小6
中1
中2
中3
高1
高2
高3
社
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山:
の山
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月
1
2
3
4
週 範囲:
1-3
4-6
7-9
1-9
内容:
字数:
構成:
題材:
表現:
主題:
表記:
読書:
その他:
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