創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   男子たちは脱獄名人   かひれ

 「キーンコーンカーンコーン・・・」
「ヨッシャ、キター」
 ホコリやゴミが転がる中、逃走開始のコングこと休み時間の始まりのチャイムが鳴り響き、だれもいない校庭に虫のようなおバカどもが走って来ました。休み時間が終わったら、掃除をサボったと通報されて図書室or(オア)ろうかに連行されるコトも知らずに・・・。
 ある意味、私のクラスの男子にとって休み時間とは勉強よりも大変な時間といえるでしょう。なぜかというと、男子たちは「掃除」という大監獄から脱け出してこなくてはなりません。しかし、昇降口には警察こと私たち女子郡の使い「下駄箱掃除」という見張り役がまるで監視カメラ(Kさん(カメ)のコトじゃないですよ。)のように目を光らせているのです。
 逆に私たち女子は、男子たちのように外では遊ばないタイプなので、警官となって男子たちを見張っているのです。しかし、見張り役も案外楽しく、うまく男子を捕まえればボス(上司・先生)が来るまで思う存分こらしめることができるのです。
 最終的には、男子たちにとって大変な休み時間も女子から見れば楽しいどろけい(「どろぼうと警察」という鬼ごっこの略でーす。どろぼう全員2流だけど・・・。)の時間にすぎないのです。考えてみれば、最近は働く女性も増えてきています。宇宙飛行士だとか、パイロットだとか、白バイ隊員だとか・・・。
 今はやっぱり女性が強いんですね〜。

   講評   ouma

 あけましておめでとうございます。今年もよろしく。
 新年一発目の作文、楽しく書けたようですね。エリザベスさんらしい作風が確立されてきています。
 バカな男子VS賢い女子という構図が、先生にとってはすごくなつかしくて、とても面白い作文でした。

 作文の内容がまとまっていて、その上面白くていい題名がつけられましたね。
 書き出しをチャイムの音で始めていて、いい工夫ができましたね。
 「〜虫のようなおバカどもが走って来ました。」「〜まるで監視カメラ〜のように〜」のところは、ユーモアのあるたとえが本当に上手に使えています。すばらしい!
 休み時間の風景を思い出しながら書いているのに、全体を「〜です」「〜ます」で書いているので、読んでいる人をその場にいるような気持ちにさせることができています。センスのある、おしゃれな書き方です。
 結びの一文も、重くなることなく、この作文全体の締めとしてぴったりです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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