対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私が、文章を書くことで   おとめ

文章にかぎらず、相手の欠点を当の相手を傷つけないように指摘してあげるのは勇気と工夫のいるものです。多くの場合、人はそういうわずらわしさを嫌って、見て見ぬふりをしてしまいがちだ。それだけに、自分の欠点を指摘してくれた人に対する感謝の気持ちは、時がたてばたつほど大きくなってゆくものだ。でも見て見ぬふりをしたままでは相手の成長はない。叱るべきところはしっかりと叱るべきだ。それが相手のためになる。
 そのためには、自分自身に対しても厳しく生きていく必要がある。自分ががんばっているときには、叱る言葉にも気合が入る。昔、「全然言ってもわからない子には怒らないですよ」と言うのを聞いたことがある。それからわかるようにちゃんとやっていて間違ったことなどをした人には大人もしっかり怒るのだなと思った。
 もっと子供をしっかり叱る社会をつくるべきだ。ギリシア時代の書物にも、「今の若者はなっとらん」ということが書いてあるそうだ。また、日本の川柳にも「売り家と唐様で書く三代目」という言葉がある。豊かな時代になると、子供が次第に甘やかされる傾向は洋の東西を問わない。
 確かに、体罰復活のような極端な叱り方はかえって逆効果になることもある。しかし、年上の者は社会的な責任として、自分よりも下の世代の者をしっかり叱る必要がある。獅子は子供を谷に突き落とすと言う。人間は獅子よりも立派な叱り方をしなければならない。「良薬口に苦し」ということわざがあるように心から注意してくれる言葉は、聞きづらいが素直に聞いたほうが後で自分の為になる。
 

   講評   kamo


 電話がお休みで宿題の週だったけれど、しっかり取り組んでくれたね。短いけれど、いい形でよくまとまっていました。
<構成>
 当為の主題とその複数の方法はしっかり書けたね。「方法」「第一」「第二」という言葉を使った方が、分かりやすく読みやすい組み立てになります。
<題材>
 少しずつだけれど、体験的実例も歴史実例も入ったね。もう少し題材をボリュームアップさせてほしいと思います。具体的な場面を思い浮かべながら説明を加えるようにしてみて。
<表現>
 ことわざの引用自体も効果的だけれど、できれば加工して使うと、さらにレベルアップします。がんばってみてね。
<主題>
 反対理解をしっかり入れて、当為の主題をまた別の言葉で繰り返して主張することができたね。いいまとめでした。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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