低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日1129 今日1188 合計8209
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   そっ啄の機   かふた

そっ啄の機という言葉がある。得がたい好機の意味で使われる。比喩であって、もとは、親鶏が、孵化しようとしている卵を外からつついてやる、それと卵の中から殻を破ろうとするのとが、ぴったり呼吸の合うことをいったもののようである。人間にとって価値のあることは、大体において、時間がかかる。即興に生まれてすばらしいものもときにないではないが、まず普通はじっくり時間をかけたものでないと、長い生命をもちにくい。寝させておく。温めておく。そして、決定的瞬間の訪れるのを待つ。そこでことはすべて一挙に解明される。(要約)
 まさに今日そっ啄の機であった。今日はとても寒い日であった。それで、初めて雪が積もった。前、夕方から翌日まで、チラッと降ったことはあったが、こんなにもザーっと降ったのは初めてであった。でも、降ったり止んだりであった。降るときは、ものすごい!こんなことは初めてだ。ちょっとでも口を開けると雪が入ってくる!!目も開けてると雪が入ってくるのだ!中休み、学校のドアから外に友達2人と出たとき、すごく雪が降っていた。びっくりして口を大きく開けてしまった。すると、雪が入ってきた。でも昼休みは、長いのに降らなかったので、これはそっ啄の機だった。でもあんまり長くびっくりしているうちに友達は行ってた。雪のせいで周りは白く友達はなかなか見つからない。そして、ずっと探しているうちに友達はやっと見つかった。2人は雪だるまをちょうど今から作ろうとしていた。私も一緒になって、1人1つずつで雪玉を作った。雪はすぐ固まって大きいのが3つできた。1つが重くて1人で持てなかったので、1つを2人で持った。そしてやっと積み重なったかと思ったら、横の倒れてしまった。すると男子たちがそれをグッチャグッチャとふんで、1かけら盗んだ。それで3人で
「こらー!盗むなー!私たちが作ったんだぞー!」
と言うと
「それがどうかしましたかー。」
と向こうが言ってきた。すると私たちは顔に血のけが上った。
「がつん」
何か冷たいものがあたった。見るとそれは、雪玉であった。おかげで血の気も下がったが、たちまち、皆雪合戦で大奮闘してしまった。女子3人対男子5,6人だった。どうやっても男子の方が力も強いし、人数の多いので、有利である。大きい雪玉を男子たちが投げるときあたったら痛いと思って私たちは逃げた!そしてこっそりと大きい雪玉を作り、思いっきり投げるのだ。そのときにも、そっ啄なことは起きた。あの人にあてようとおもっていたら、あの人は逃げた。その代わり前に突っ込んできた人がいて、その人にあたったのだ!それでまたどんどんやっているうちにチャイムが鳴った。私たちはあわてて、教室に戻った。(似た話)
 もう1つそっ啄の機といえることがあった。もうずっと前だからあまり覚えてないが、私たち家族はアラスカに旅行に行ったことがある。アラスカは夜オーロラを見ることができる。私たちは1週間泊まった。オーロラが7日間のうち5日間見られたのだ。これは、とても珍しいことである。オーロラを見に行く人がいても、なかなか見られないというのだ。こんなに見られるとは、そっ啄の機だった。そして1つ発見があった。その時は、オーロラがいつも黄緑だったということから、オーロラは黄緑が多いということが分かった。(前の話)
 私はこうして作文に書いて見ると、いろんなそっ啄の機といえることがあった。そして、中休みに雪遊びをしなきゃとあせらず待っていたら、雪が降ってたので、果報は寝て待てだと分かった。(分かったこと)

   講評   taimu


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)