国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   住まい   いまの

 産業革命以来、機会は人びとの生活を豊かにする打出の小槌の役目を果たすものとfg思われてきた。「二〇世紀は機械文明の時代であったが、二一世紀は生物文明の時代になる。住まいの環境が美しくある事は、たしかに望ましいことにちがいないが、芸術第一主義では、庶民にはとても住めない。冷たい無機質な材料で囲まれた舞台装置のようなインテリアよりも、木やもめんのような素朴奈材料で囲まれた泥臭さの中に、なにか人間の本質といったものがひそんでいることに気がついたのである。それは理屈ではなくて、生物的嗅覚とでもいったほうがあたっているかも知れない。<要約>私は、快適に整えられた建物より、落ち着く木造の建物のほうが良いと思う。
 その理由は第一に、快適で冷たい印象の建物よりも、毎日過ごすなら木造の建物のほうが落ち着くからだ。やはり、人間は広くてすっきりした寒々しい部屋よりも、狭くて机やいすやこたつなどがおいてあり、みんなが集まる部屋のほうが好きになると思う。私も、住まいにはきれいさよりも、居心地の良さや快適さを求めるべきだと思う。わざわざお金をかけてまで、まるでヨーロッパの王宮の様な、だだっ広くて金がたくさんの生活感のない部屋にする事はないと思う。庶民には、居心地の良さが一番大切で、外から帰ったらほっとするような家にするべきだと私は思う。
 第二の理由としては、快適に作られたコンクリートの建物よりも、長い目で見れば木で造られた建物のほうが、丈夫で安全だからだ。こういうデータがある。1番住みたい所を全国でアンケートをとったところ、1位は東京だった。また、1番住みたくない所をアンケートでとった。すると、また1位は東京だった。このデータから、東京に対するあこがれは強いものの、静かでほっとできる郊外のほうがいいという人も多くいることが分かる。住まいは、便利というだけではなく居心地の良さというのもかなり大事になってくることが分かる。
 確かに高い技術が導入されて最近の建物は暮らしやすくなっているという意見もある。しかし、「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という名言があるように住む人が心地よい安心できる家が、本当に暮らしやすい家なのだと思う。だから私は快適に整えられた建物より、落ち着く木造の建物のほうが良いと思う。これから私は、物事の本質を見ることを大切にいたい。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 今回の意見文では整えすぎられた空間と木造の落ち着きについてしっかりと考えてくれましたね。

 「要約」を工夫して上手くまとめましたね。「是非の主題」を「私は、快適に整えられた建物より、落ち着く木造の建物のほうが良いと思う。」と、自分で工夫して考えてくれました。「理由一」では「快適で冷たい印象の建物よりも、毎日過ごすなら木造の建物のほうが落ち着くからだ。」として「まるでヨーロッパの王宮の様な、だだっ広くて金がたくさんの生活感のない部屋」よりも落ち着く空間の方がいいことを挙げてくれました。ここでは「体験実例」として、いまのちゃんがビジネスホテルのようなさっぱりしすぎる部屋とみかんとこたつとふすまとちょっぴり破れた障子の和室とを対比して自分がどちらに長いしたくなるか、もしくは長いしたくなるような部屋を訪れた体験を書けるともっとよくなりそうですね!「途中の感想」もよく思いを表せています。「理由二」では「快適に作られたコンクリートの建物よりも、長い目で見れば木で造られた建物のほうが、丈夫で安全だからだ。」として初めての「データ実例」を挙げて自分の思いを「住まいは、便利というだけではなく居心地の良さというのもかなり大事になってくることが分かる。」と、しっかりと挙げられました、いいですよ! 第四段落の「反対意見への理解」「名言の引用」「是非の主題」「これからの結び」も自分らしさが表せています。頑張っていますね!

次の電話は、1/21(木)です。課題は「社会は個人から成り立つものと(感)」を読んでの意見文です。暗唱は「完璧主義」4.5.6にチャレンジをしておいてくださいね。

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 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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