国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1875 今日853 合計48417
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   外より中が大事    フェアリー


 産業革命以来、機会は人びとの生活を豊かにする打出の小槌の役目を果たすものだと思われて来た。だが最近あったというのであになって、それだけがすべてではないということが、反省されるようになった。考えてみるとわれわれの生活の大部分は、生物的嗜好でよいわるいを判断していることのほうが多い。あるがままの人間臭さのよどみ、といったものが欠けていたのが原因だったというのである。住まいの環境が美しくあることは、たしかに望ましいことにちがいないがは、芸術第一主義で庶民にはとても住めない。庶民は人間であるよりもさきに、まず生物で、生物は本来もっと泥臭いものだということが、いつの間にか忘れられていた。それは理屈ではなくて生物的嗅覚とでもいったほうがあたっているかも知れない。
 私は、機械的なものより、慣れた環境のほうがよいと思う。また、外見よりも中身のほうが大事だ。
 第一の理由はなれた環境のほうが、落ち着くからだ。私の母は綺麗好きだ。でも、私も、私の犬もそうではなく、慣れ親しんだ環境のほうが好き。私の場合、綺麗な部屋より汚いほうが、どちらかといえばいい。でも、ははに綺麗にされてしまい、落ち着かない状態になる。私の犬も同じで、犬の布団を綺麗に用意したのに、気がついたころにはぐしゃぐしゃになっている。私がお風呂に入っている間、いつの間にか、パジャマの上に寝ていた。しかも、パジャマはぐしゃぐしゃになっていた。やはり、慣れた環境のほうが落ち着くのだろう。
 第二の理由は綺麗すぎて、整った環境は落ち着かないからだ。綺麗すぎるとどこに何があるのかわからなくなる。日本のゴミ排出量は年間で5020万トン。東京ドームの135杯分。これではごちゃごちゃしていても仕方がない。綺麗すぎは新しくここに来たような感じがして落ち着かない。
 確かに綺麗で整った環境もいいかもしれないが、自分達が住みすい落ち着く環境のほうを大事にするべきだ。
家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである。という名言もあるように、外よりも中のほうが大事だと思う。そして、慣れた環境のほうが落ち着き、住みやすい。

   講評   jun

 機械的なものより、慣れた環境のほうがよい、また、外見よりも中身のほうが大事だという意見で、二つの理由を考えることができました。
 慣れた環境のほうが落ち着くとはそのとおりですね。綺麗な部屋より汚い部屋のほうがよいと思うのは、汚いのが好きなわけではなく、外見的には整っていなくても自分にしっくりくる環境のほうが落ち着くからでしょう。これは、人間だけではなく、犬も同じですね。
 第二の理由を裏付ける実例には、データ実例を挙げることができました。
 最終段落もすっきりまとめましたね。名言もぴったりです。

■「データ」というキーワードを入れてね。
                          

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)