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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   農業について   MAXやまびこ

農業は、極めて恣意的な営みである。土を耕す仕事は、自然と調和したエコロジカルな行為と一般には思われているようだが、決してそうではない。恣意的、といって曖昧なら、人間が自然を都合の良い方向にねじ曲げる行為、と言ったら言い過ぎか。私は、自然に対して謙虚な気持ちを忘れずに生きていきたい。
 そのためには、第一に、自然の恐ろしさを認識することである。自分が体験したことは、台風の恐ろしさである。自分の住んでいる沖縄では、毎年台風がたくさん来る。そして、大きな被害を出す。自分の家の周りでは、大木が倒れたり、電柱がなぎ倒されて停電になるぐらいの大被害を及ぼす。このようなことは、人間の力で作ることは、不可能だ。だから、自然は、恐ろしいのである。
 そのためには、第二に、幼いころからもっと自然に親しめるような機会を増やしていくことである。伝記によると、ファーブルは、幼いころから虫が好きで、時間が経つのも忘れて、昆虫観察に熱心だった。この地道な観察で、のちに昆虫記を作り、有名になった。ファーブルのように、幼いころから、自然と親しむことで、謙虚な気持ちを持ち続けることができるのではないであろうか。
 確かに、ときには人間が自然を管理することも必要だ。しかし、「寒さに震えたものほど、太陽の温かさを感じる。」という名言があるように、私は、自然に対する謙虚な気持ちを忘れずに生きていたい。

   講評   kira

 MAXやまびこくん、こんにちは。農業はじつは自然を人間の力で征服しようとする行為だったのですね。ベジタブルの語源にははっとさせられました。この自然をコントロールする意識が蔓延すると危険です。自然を畏怖する気持ちは持ち続けたいですね。

 まず自然の力を噛み締めておくことが大切です。MAXやまびこくんは台風の怖ろしさを実感しているのですね。そうやって、自然と戦うのではなく共存できるような暮らし方をすることが必要ですね。古くからの建築法はそういった知恵によるものですね。

 自然に親しめば、自然を尊重する気持ちも育つでしょう。研究者とまでいかなくとも、もっと自然を知りたいですね。

 科学が発達すればするほど、自然に対する謙虚さを忘れないようにしたいね。


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