創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日1900 今日314 合計38463
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   雪まみれの帰り道   おはろ

「今日雪の上歩けるぞ。」
「え!本当?」
ぼくが答えました。友だちが言ったとおりです。今日はすごくおんどがひくいので、足で雪をふんでもしずまないのです。今年の冬の中で一番大つぶのゆきが一日中ふったのは今日だけです。ぼくは雪の上をどんどんすすんで行きました。でもときどき足がしずむことがあって、けっきょく長ぐつの中はびしょびしょになりました。
 もう一人のおばあちゃんの家にいくまえに、荷物をおくためにいつもあっているおばあちゃんの家によったら、びっくりぎょうてんしました。どうしてかというと、うらからはいろうとするとうらのまどはゆきのせいでまどがうめられて、入れなくなっていたからです。まるで家がれいぞうこの中にとじこめられたようでした。ぼくはうらのほかにどこがあいているか考えてみました。しかしこれも思いつかなかったのでつぎはしらべてみました。すると、運よくトイレがあいていたのでそこから入りました。ぼくははじめてトイレから出入りしました。ぐうぜんそのときトイレがしたかったのでトイレをすませてから家に入り、そして荷物をおろしました。
 この前お母さんから聞いた話では、お母さんも中学生くらいのときこんなことがあって、びしょびしょで帰ってきたことがあるし、おばあちゃんが大学生のころ、三八ごう雪があって、お正月に金沢から小松まで歩いて帰ったそうです。一日ほどかかったそうです。それにしても金沢から小松まで歩くのもひどいのに、雪の中を歩くのはちょっとゆうきがいるなと思いました。
 ぼくはおばあちゃんがすごくえらいと思いました。お正月で新年のあいさつのためだけに、すごく長いきょりを歩いたからです。あとぼくも、大雪の中を歩いたからちょっとえらいかなと思いました。しかし、ぼくは次の日かぜをひいて学校を休みました。

   講評   kan

 こんにちは、おはろくん。日本海側の地域では、かなり雪が降ったようですね。しかも気温もかなり低いそうです。そんな寒い日の帰り道について書いてくれました。ほとんど雪の降らないところでくらしている先生にはおどろきの連続です。固まった雪の上を歩くなんて、いったいどんな様子なのだろうときょうみしんしんで読みました。
★書き出しの工夫 かぎかっこでの書き出し。お友達とのいきいきとした会話が入りました。会話のあとの説明もうまい!
★たとえ 「家がれいぞうこの中にとじこめられたよう」なんてじょうずなたとえでしょう。はるおくんはたとえ名人ですね。
★前の話聞いた話 お母さんもお母さんも、雪の中をびしょびしょになり歩いた経験があるのですね。とくにおばあちゃんのお話にはびっくり。金沢から小松まで、30kmほどあるそうですよ。
★心の中で思ったこと ほんとうにおばあちゃんはりっぱですね。もちろん、おはろくんもえらいですよ(^^♪ 
★動作情景の結び あらあら、風邪をひいてしまったのですね。今回はみごとなオチでまとめてくれました。動作情景の結びはバッチリですね。
      

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)