創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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雪まみれの帰り道 おはろ
「今日雪の上歩けるぞ。」
「え!本当?」
ぼくが答えました。友だちが言ったとおりです。今日はすごくおんどがひくいので、足で雪をふんでもしずまないのです。今年の冬の中で一番大つぶのゆきが一日中ふったのは今日だけです。ぼくは雪の上をどんどんすすんで行きました。でもときどき足がしずむことがあって、けっきょく長ぐつの中はびしょびしょになりました。
もう一人のおばあちゃんの家にいくまえに、荷物をおくためにいつもあっているおばあちゃんの家によったら、びっくりぎょうてんしました。どうしてかというと、うらからはいろうとするとうらのまどはゆきのせいでまどがうめられて、入れなくなっていたからです。まるで家がれいぞうこの中にとじこめられたようでした。ぼくはうらのほかにどこがあいているか考えてみました。しかしこれも思いつかなかったのでつぎはしらべてみました。すると、運よくトイレがあいていたのでそこから入りました。ぼくははじめてトイレから出入りしました。ぐうぜんそのときトイレがしたかったのでトイレをすませてから家に入り、そして荷物をおろしました。
この前お母さんから聞いた話では、お母さんも中学生くらいのときこんなことがあって、びしょびしょで帰ってきたことがあるし、おばあちゃんが大学生のころ、三八ごう雪があって、お正月に金沢から小松まで歩いて帰ったそうです。一日ほどかかったそうです。それにしても金沢から小松まで歩くのもひどいのに、雪の中を歩くのはちょっとゆうきがいるなと思いました。
ぼくはおばあちゃんがすごくえらいと思いました。お正月で新年のあいさつのためだけに、すごく長いきょりを歩いたからです。あとぼくも、大雪の中を歩いたからちょっとえらいかなと思いました。しかし、ぼくは次の日かぜをひいて学校を休みました。
講評 kan
こんにちは、おはろくん。日本海側の地域では、かなり雪が降ったようですね。しかも気温もかなり低いそうです。そんな寒い日の帰り道について書いてくれました。ほとんど雪の降らないところでくらしている先生にはおどろきの連続です。固まった雪の上を歩くなんて、いったいどんな様子なのだろうときょうみしんしんで読みました。
★書き出しの工夫 かぎかっこでの書き出し。お友達とのいきいきとした会話が入りました。会話のあとの説明もうまい!
★たとえ 「家がれいぞうこの中にとじこめられたよう」なんてじょうずなたとえでしょう。はるおくんはたとえ名人ですね。
★前の話聞いた話 お母さんもお母さんも、雪の中をびしょびしょになり歩いた経験があるのですね。とくにおばあちゃんのお話にはびっくり。金沢から小松まで、30kmほどあるそうですよ。
★心の中で思ったこと ほんとうにおばあちゃんはりっぱですね。もちろん、おはろくんもえらいですよ(^^♪
★動作情景の結び あらあら、風邪をひいてしまったのですね。今回はみごとなオチでまとめてくれました。動作情景の結びはバッチリですね。
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