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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たちの先入観   ローズ

 まさかソフィーは、世界をわかりきったものだと思っている人の仲間ではないよね?例えば、突然パパが天井近くまでふわっと浮かびあがる。トーマスはびっくりだけど、どうせトーマスはいつもびっくりしていもす。パパはいろいろおかしなことをするから、ちょっとばかり朝食のテーブルの上を飛ぶなんて、トーマスの目には別にたいしたことには映らない。さてこんどはママの番です。ママの手からジャムのガラスビンが落ち、ママはびっくり仰天してけたたましく叫びます。わたしたちはおとなになるにつれ、重力の法則になれっこになるだけではない。世界そのものになれっこになってしまうのです。わたしたちは子どものうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。それによって、わたしたちは大切な何かを失う。
 私は小さい頃から信じていることがあるそれは、幽霊だ。昔はオバケも信じていた、だから、お祭りのとき父とオバケ屋敷に入った夜は怖すぎてなかなか寝られなかった。そこで、私は母に小さい頃から信じていることと今信じていることを教えてもらった。
「ママが小さい頃信じていたことはノストラダムスの大予言やって、それは一九九九年に世界が滅亡するといわれていてほんとかなと思っていたけど結局あたらへんかった話かな。」
 私は小さい頃に口笛を吹くと蛇が出る、といわれてはじめは信じていたのだけれど、大きくなってから本当は夜に口笛を吹くと近所迷惑になるからこういう話ができたのだと思った。しかしいくら、うその話だと思ってもなぜか本当の話だと思ってしまって夜に口笛を吹く勇気がない、私が持たされた先入観をくつがえすのはとてもむっずかしいものだと思った。
 人間にとって先入観とは、厄介な物だけれどもそれにとらわれないように、物事をみていくと本当の姿が見えると思う。


 

   講評   kia


 いちど、こうだと信じたことは考えを変えるのが難しいね。とくに、大人になると・・・

 ☆要約☆ 要点をうまく抜き出しているね。字数もいいよ。
 ☆似た話☆ 幽霊やお化けを信じているから、お化け屋敷に入った日の夜は眠れなかったという話だったね。お母さんが信じていた「ノストラダムスの大予言」は先生も覚えているよ。本当に世界が滅亡したらどうしようと心配したなあ。
 ☆たとえ・ことわざの引用☆ ことわざではないけれど、「幽霊の正体見たり枯れおばな」という言葉を知っているかな? 怖い怖いと思っていると、枯れた木の枝や花まで幽霊に見えるという意味なんだ。
 ☆一般化の主題☆ 「夜、口笛を吹くとヘビが出る」というのは迷信だと分かっていても、なんだか気味が悪くて吹くのをためらうという例を挙げて、人間にとって先入観とは厄介だが、それにとらわれず物事を見ていくと本当の姿が見えると書いてくれたね。とてもいい結びになったね。ばっちり!!

 字数を伸ばすコツとしては、体験談を物語ふうに書くことだよ。お化け屋敷の話をもっと広げてみよう。
「ぎゃ〜っ!!」私は大声を上げて父にしがみついた。血だらけのお化けが暗闇から飛び出してきたのだ。「作りものだと思ってても、怖いなぁ。」私たちは興奮しながら感想を言い合い、家に帰った。その夜のことだ。カーテンの向こうにだれかの顔がのぞいたような気がした。気になる! でも、開けてみるのは怖いので無理やり目をつぶった・・・・

 というふうにね。


                   

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