創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   整った空間   かよま

人間は工学的、数量的にあらわせるものが正しいと考えている。そういういろいろな技術を駆使して作られた都市がブラジリアである。しかしブラジリアにはなかなか人が住み着かない。人間は整った空間より、ごちゃごちゃした空間のほうがすきなのである。しかし、私はそうは思わない。
まず、私個人の好みとして整っているほうが好きである(片付けるのは嫌いだが)。例えば、寝るときにシーツがぴんと張っていないといやである。皺があるといらいらして寝られないので、いつも寝る前に直している。
社会全体としては、町が整っておらず、汚れているのは気持ちが悪い。ポイ捨てされた吸殻があるところはさらに汚くなりやすいという研究結果があるが、人間、汚れたところを見ると汚してもいいという気持ちになってしまうだろう。
人間は今の状態を基準にしてしまう。確かに多少汚れていたほうがとっつきやすくもあるのだろうが、汚れたところが基準になってしまうと、汚いところはすぐにさらに汚くなってしまうので、きれいにしていたほうがいい。

   講評   hira

 かよま君の作文を読んで、勝間和代さんの最新朝日の記事を思い起こしていました。「空気を読んで、それに逆らえ」・・・同調思考になりがちな人間性について考えさせる記事でした。しかし、かよま君は自分の判断の軸でものを考えられているね。
■第一段落 要約 是非の主題
 長文の主旨を掴み、自分らしい(!)主題が述べられた。
■第二段落 複数の理由一 体験実例
 淡々とした文体の中でのユーモア表現。「やられた」気分です(笑)。この実例は「あるある」とうなずく人が多いのではないかな。最初にまいっかとシワシワで寝てしまうと後悔しますね〜。
■第三段落 複数の理由二 データ実例・長文実例
 上手い具合に他の課題から実例を引っ張って来ましたね。データや他の人の実例を使いこなせると説得力が出ます。
■第四段落 是非の主題 反対意見への理解 名言の引用
 きれいかきれいではないかという視点でまとめることができた。名言も入れておこう。


 

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