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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   まさかソフィーは   みゆあ

 この文章は、読み手をソフィーと名付け、語りかけるように書いてある。そして、二つの場面を想像させる。一つ目は、ソフィーが森の中を歩いていて、火星人に会う。そのようなことはありえないと思うが、ソフィーが自分自身に出くわすことはある。そして、自分自身が謎めいたものに思える。二つ目は、ある家庭の朝の様子である。小さな子どもはたとえ人間が飛んでもそんなに不思議には思わずパニックになったりしないが、常識がある母親は、人間が浮いているなんてありえない、とパニックになる。同じように、私たち人間は大人になるにつれ、地球の決まりに慣れてしまう。そして、想像力やその他大切なものを失ってしまう、ということが書かれてある。
 私は、先入観にとらわれすぎるのは良いことではないと思う。私は、今はもう信じていないが、むかし小さい頃はサンタを信じていたし、人間が何かに変身するようなアニメや絵本なども抵抗なく受け入れていた。そうするといろいろな夢や想像力が広がるし、おもしろいと思う。
 また、先入観にとらわれすぎないのは、子供だけではない。幼児向けの絵本作家アニメの作者、映画の作者なども、仕事をするときには先入観にとらわれていず、想像力を広げて作品を作っている。中でも、子供だけでなく大人でも楽しめる、宮崎作品が私は好きだ。実際ではありえないと思うことだらけで少し抵抗はあるけど、とても面白いので、どんどんその世界に引き込まれていき、誰でも楽しめる。それに、現実的すぎることだけでは、やはり作品としては面白くないと思う。宮崎さんは、だれも思いつかないようなことを映画にして、みんなを楽しませてくれる。その宮崎さんの想像力はすごいと思う。
 人間にとって成長することは、いろいろなことを知って、勉強になり、常識などを作っていくことだ。だから、勉強して、生活に役立てていくことは良いことだ。しかし、そのことと先入観にとらわれすぎて想像力も乏しいことはイコールではないと思う。だから、頭の中で、現実モード、想像モード、と切り替えていくのは、人生の中で大切なことだと思う。

   講評   ogi


 みゆあちゃん、こんにちは。

【第一段落】 要約のやり方は、問題文の中から3文から4文を選んで、少し自分の言葉を補ってうまくまとめてみましょう。「作者は」や「この文章では」というような説明する言葉は書かずに、いきなり要約した文を書きだしてしまうのが、要約のやり方です。次回チャレンジしてみましょう。
【第二段落】 先入観にとらわれずに、自分が信じたいことを信じることができた幼児期の感性は、すてきなものですね。おとなになるにつれ、そういうものを失ってしまうのは、やはりさみしいことです。サンタさんや絵本のことを「どのように」信じていたか、その頃のエピソードを思い出して具体的に書いてみると、さらにいいですね。
【第三段落】 みゆあちゃんらしい意見が書けましたね。宮崎作品の好きなところや素晴らしい点を具体的に挙げているところが、とてもいいと思います。よくできました。
【第四段落】 じょうずにまとまっています。一般化の主題もしっかりと書けています。いろいろな知識を深めつつ、先入観を持たずにいつも新鮮な気持ちで物事と向き合っていきたいですね。

     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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