創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   子どもをのこすためにひっしなアメリカシロヒトリ   おはろ

 この時アメリカから小さなガがにほんにしんにゅうしてきました。サクラ、クワ、プラタナス、イチョウ、クヌギなどなんでも食べこのままふえると日本中のきの葉を食べつくしてしまうのではないかと思えるほどのいきおいでした。このことから考えさせられることは「トリやクモの住めない世界ほどおそろしい」ということです。ぼくが一番アメリカシロヒトリがかわいそうだと思ったところは、千びきから八百ひきもうむのに、生きのこるのは五ひきということです。
 小さいころぼくは、虫やさんになりたいと思っていました。どうしてかというと、いろんなこん虫にきょうみがあったからです。ついさいきん虫のはんがをつくることになって、どんな虫を書くか、えんぴつでイメージをかきましょうということになりました。男はくわがた、カブトムシを書いた人が多くて、女はハチやチョウが多かったけどただ一人ぼくだけはちがいました。ぼくはゴキブリをかいたのです。ぼくの書いたゴキブリは頭に黒くてはねみたいに長いひげがあるゴキブリです。まるでかいじゅうのようでした。せんせいはすごくびっくりして、
「私が教えた子どもの中でゴキブリを書いた人ははじめてです。」
と言われました。
 1月24日の日曜日の新聞ではこんなことが書いてありました。ひだかとしたかさんというひとは動物学者でさいきん亡くなったという記事でした。学者としての仕事でアメリカシロヒトリノはいぐうこうどうの研究があるということでした。はいぐうこうどうとは、お母さんに聞くと、おすがめすと結こんするときにどうやってプロポーズするかということだそうです。
 アメリカシロヒトリみたいなちっぽけなこん虫でも、いい女の人とけっこんしようとかかていをもとうとかいろいろ工夫したりしているんだなあと思いました。でも生まれたこどものせいぞんりつは0.5%しかありませんけど。

   講評   kan

 こんにちは、おはろくん。おはろくんにはいろいろな才のうがあるといつも感心しているのですが、こん虫博士という一面もあったのですね。そんな虫好きのおはろくんにとって、今回の長文はおもしろい内容だったと思います。感想文のときは、三文ぬきがきのあとの「一番〜なのは〜です」を、しっかり決めることがポイントになると思います。長文を読みながら、自分はどこに興味をひかれたのかを考えていくとよいですね。今回は、その作業がとてもじょうずでした。この調子なら、高学年の感想文にもすんなりと進んでいけそうです。
★三文ぬきがき もうバッチリですね。ポイントになる文をしっかり選んでいます。
★たとえ まるでかいじゅうのようなゴキブリ! はく力がありますね。
★前の話聞いた話 こん虫にきょうみがあるからこそ、ゴキブリをえらんだのでしょうね。それから、新聞の記事の話もきょうみ深いことですね。はるおくんも、まるでこん虫博士のようですね。
★心の中で思ったこと アメリカシロヒトリでもいい相手とけっこんしたいと思うのですね。それなのに、子どものせいぞんりつは0.5%。いっしょうけんめいに生きているアメリカシロヒトリが、なんだかいとおしい存在に思えてきます。
      

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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