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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本は一生つき合う大切なもの   きらり

 テレビが普及して、映画を見る人が少なくなったというのは本当のことだ。しかし、視聴覚文化が盛大におもむき、本を読む人が少なくなったというのは、本当らしくない。本を読むには読む側に少し努力がいる。けれども、読む早さを加減できるし、つまらないところは省くことができるなど、自由がある。一冊の本がわからなくても、自分が悪いということにはならない。しかも、その本が悪いということにもならない。この二つを十分に心得ていれば、無用の努力、虚栄心、劣等感を省き、さらに時間のむだをはぶくことができるのだ。この話を読んで私は改めて本のすばらしさを知った。言われてみると本を読むときに、テレビや映画と違って休けいをとることもできるし、おもしろいところを二度読むこともできる。そんな本はテレビなどに比べて規模がものすごく小さいが、中身はテレビなどよりも大きくて、すごいものなのだ。
 本や映画で有名なハリーポッターシリーズ。私もお母さんも弟も大好きで、本を読んだり、DVDも見ている。ハリーポッターの本は六話あって、DVDは五巻まで発売されている。私たちがハリーポッターシリーズを好きになったきっかけは、CD屋さんで旧作DVD三本で三千円セールをやっていたとき、『賢者の石』という一巻目のDVDを買ったからだ。買ってからしばらくして『賢者の石』を見たとき、思ったよりおもしろくて、それから図書館でDVDのハリーポッターを借りて見ている。『賢者の石』のDVDを見終わって伸びをしたとき、お母さんが口を開いた。
「ハリーポッターのDVDを見たから、本も読んでみたらどう?分厚い本だけど・・・・・・。」
賛成。映像で見た後、原作を本で読むと早く読めるんだよねー、とさっそく図書館で『ハリーポッターと賢者の石』を借りてきた。本を読んでいるときDVDに出てきた風景や人物の動きを頭に浮かべながらページをめくっていく。めくる、めくる。自分が本当に読んだと信じられないくらいの早さだった。なんと、自己最短記録の五日で読み終わった。DVDと同じくらい本もおもしろかった。いや、本の方が、音声はないが、おもしろかった。ちがう味わいが同じ話でもできて、本はまるで、まほうでできたようなものだ。本をばかにしてはいけないのだ。
 『足ながおじさん』を読んだことがある。これはお母さんのおすすめ本だった。小四のころだった。一ヶ月かけて読んだ。意味不明で、本の内容がちゃんとわかっていなかった。毎年秋に学校である読書週間のときに、『足ながおじさん』を持っていった。二回目だからか、早く読めたし、頭に内容がどんと入ってくる。分かりやすかった。二回以上読むと分からなかったところも分かるし、おもしろさも増すから、ぜったい二回以上読んだ方がいいと思う。読みたい本が見つからないときは、前読んだのを読んでもいいと分かった。
 人間にとって読書とは、いろいろな姿があり、一生つき合っていける欠かせない大切なものである。読書から教えられるものがあり、それが、自分の世界に一つ足されて、大きくなるのだ。私は読書がきらいでも、ひまがあれば読書をしたいと思う。

   講評   arare



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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