総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。 ＡＩ時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。 ▶ 創造発表クラスのご案内

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　　　YES！思いやり、NO！自己中　　　さえピ

　その場に合った振る舞いをすることは大切だ。私の学校には制服がある。制服は授業を受ける上で先生に対しての礼儀を示すものだと思う。授業の時に体操服を着ていると先生が怒るのはそのためだろう。私の制服は自分流にアレンジできるところがあまり無い。セーラー服なのでアレンジできるのはスカーフの結び方とスカートの長さくらいだろう。スカートの長さを少し短くしたりする人はいるが、スカーフの結び方を変える人はいない。学校という場にふさわしくないと思っているから変えないのだろう。私は、もちろんどっちもアレンジしていない。その場所を乱すような格好はしないほうがいいと思う。
　時には、場の雰囲気を読むだけではなく自分をアピールすることも大切だ。「裸の王様」という昔話がある。ある詐欺師が王様のところに行って「自分はすごいものが作れるんだ。それはうそつきには見ることのできないとてもきれいな色をした布で服を作れる」といった。王様はとても珍しいことだったので金を与え作らせてみることにした。結局これはうそとばれたが、自己アピールをうまくして他の人がやらないようなうそをついたからだませた。自己アピールをしっかりしないとせっかく発明しても世の中に知られないで放置させることもある。メンデルという人は遺伝の法則をエンドウマメを使っての実験によって発見した。しかし、彼は、とても頭が良かったが有名ではなかったので論文を四十部しかつくらず、当時の人には全く理解されなかった。彼が死んだあと、ド・フリース、チェルマック、コレンスがその論文を見つけ法則の意義を確認し、メンデルの名が世間に知れ渡った。メンデルがもっと自己アピールをして発見したことを世間に言えば、ノーベル賞のような賞を取れたかもしれない。最悪、このままメンデルの論文が発見されず私たちはメンデルのことを習わなかったかもしれない。最初からその論文が発見されていれば科学はもっと進化していたかもしれない。だから自己アピールは必要である。
　その場に合った振る舞いをすることも自己アピールをすることも大事だ。しかし「家とは外から見るためのものではなく、中で住むためのものである。」という名言があるように周りの人への思いやりの心をもち迷惑をかけないようにすることだ。

　　　講評　　　itoyu

　作文を引き立てるような、印象的な題名を考えられましたね！