国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   昔は‥‥。   くくれ

 昔(僕が幼稚園に入る前)は、ディズニー映画のピノキオで、主人公が嘘をついて主人公の鼻がどんどんのびていくシーンを見て、本当に嘘をついたら鼻がのびるものと思い込み、嘘をつく度に僕の鼻を押さえていて、嘘をついたことが一発でばれていた。さすがに今はそうは思っていないが。他にも2歳位の時には蛍を怖がっていたり、妹がお面を怖がっていたり(まあ、これは小学5年生になるまでなおらなかったけど)、同じく妹が5歳になったら自転車に自動的に乗れると思い込んでいたりもした(もちろん乗れるはずはなく意気込んで練習しに公園にいったわりには大泣きで帰ってきた)。クラスメートの一人も幽霊を怖がっていた。やっぱり、どこでもこの頃の子供達は一緒だと思う。                                     
 しかし、親からそのような話を聞く度に昔の僕の発想の面白さに笑ったのが、こうやって今書いていると改めて思った。いつ、どこで、そしてなぜ、このような発想を失ったのだろうかと。成長する度にどんどん自由な発想が消えていったことは寂しいと思う。大体、理科の発見の多くは、先入観を捨てた結果だと思う。例えばコペルニクスやガリレオが当時の常識であった天動説を疑い、誤りだと主張したように。また、ダーウィンが神が生物を造ったという常識を疑い、進化論を発表したように。たまには先入観を捨てて物事をみてみたいと思った。
もしかすると新しい発見があるかも?もっとも、一回身につけたものを捨てるのは難しいと思うけれども。

   講評   kira

 くくれくん、こんにちは。さすがですね。ひたむきに勉強している人だからこそ気付くこと、そして書ける文章となりました。

 パソコンでの作文はどうでしたか? 時間の節約ができるし、論理的に整理する操作が簡単で、作文が身近になったのではないでしょうか。

 ピノキオのお話は正直な子どもたちにとってはちょっと痛いものです。鼻を押えてしまう気持ちよくわかります。そういった子どもだけの純粋さの逸話を、テンポよく紹介しました。ここでも妹さんへのお兄さんらしい視線が感じられますね。

 そして次の段落では、思考を深めています。今でこそ気付く「自由な発想を失った自分」。コペルニクスなどの偉大な先人の例を挙げながら「先入観を捨てる」ことの大切さに言及したのはすばらしい。

★すばらしい内容となっているからこそ、まとめに重みをおくことを薦めます。
(例) ・・・・・・・たまには先入観を捨てて物事をみてみたいと思った。
 私たち人間にとって、不思議に思う気持ちを持ち続け、先入観から離れてみることで、発見への道が開ける。勉強すればするほど、子供の頃の自由な心は必要である。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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