創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日1284 今日1528 合計33249
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人から嫌がられない   201系

 僕は、自分たちさえよければそれで良いと思うことがある。僕は、小学校6年生の時、友達二人を家に招待して遊んだ。友達を迎えにいって、電車に乗った時に、たまたま3人分の座席が空いた。そこで、「座ろうよ。」と僕が言って、3人とも座った。このとき、周囲に立っている人のことはまるで考えていなかったが、怒られはしなかった。しかし、周りに立っている人たちの中には疲れている人もいるかもしれない。だから、自分たちの利益ばかり追求するのも良くないと思う。(是非の主題) その第一の理由は、仲間の得ばかり考えていると、いつかは他人、あるいは社会とも付き合わなければならないからだ。僕は今、バドミントン部に入っている。顧問の先生は、たいてい午後6時くらいに僕たちの練習の様子を見に来る。いつも「シャトル置き」という練習を、部活の最初にする。コートの前後左右、斜め4箇所の計8箇所に、バドミントンの羽であるシャトルを置く。そして置いたものを1個ずつ真ん中に戻す。ここまでを40秒でやる。10月のある日、大会が近かったので、部長が「試合をやるぞ。」と宣言した。K先生はまだ来ていなかったので、シャトル置きはやらないことになった。部長は「先生には内緒だぞ。」と、まるでみんなで万引きをするときのように僕たちに口説いた。その後K先生が来て、「シャトル置きやったよな?」と聞いた。しかし、そこでN君が、「あれ、やっていないよね。」と口を滑らせてしまった。その後僕たちがK先生に叱られ、シャトル置きをやらされた。N君は、このことを隠すつもりでいた部長に、怒られていた。この場合、バドミントン部のメンバーが仲間でぐるになっている。他人(あるいは社会)なのはK先生だ。このように、不正をしても、それはいつか社会が指摘する標的になってしまう。(複数の理由1) 第二の理由は、社会のことを考えて行動すると、今まで以上に他人への思いやりが生まれるからだ。僕は3年生のある日、バスに乗って座っていた。すると途中で、車椅子に乗っている人がバスに乗車した。僕のいた座席は、折りたたんで、車椅子を止めるスペースを作ることができる。僕はその人のために席を譲った。その人は「ありがとうございます。」と僕にお礼の気持ちを表していた。僕は、こんなに小さなことでも、他人や社会のためになっているのだなと分かった。課題フォルダのデータ集31「人間関係による意識調査」を見ると、近所づきあいは必要だと答えている人が78%もいる。近所という仲間で楽しんでいても、上から社会という大きな目が見ているぞ(笑)と嘆きそうになった。他人に迷惑をかけないようにすると、社会の中で苦労する人が少なくなると思う。(複数の理由2)(データ実例) 確かに仲間の意見も大切にしたほうが良い。僕の小学校では、毎回授業で自分の意見を発表する時間があった。しかし、「私たちの幸福が、ほかの人々の不幸に支えられているのであってはならない」という名言がある。つまり、自分たちの得ばかり考えていては良くないということだ。もっと、外の社会に目を向けていくべきだと思う。そうすると、自分が迷惑がられずに、毎日がすっきりとした生活を送ることができると思う。(反対意見への理解)(是非の主題)(名言の引用)

   講評   kei

すごいね!かなり工夫しました。過去に書いた自分の作品をもう一度読んで、さらに手を加えて文章を完成させるという勉強は、とても大切です。文章の技術だけではなく思考の深まるからです。
 素晴らしいね!


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)