対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   彷徨う個性   音楽大好き少年

一流のホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに、たいてい男女の一群がたむろしているのは、そうでないとどうしていいのかわからない客がいると考え、ホテル
側があらかじめそれ専門の「仕出し屋」に頼んで用意しておく場合が多いからである。ホテルのロビーでは「ボーイに向こうからやってこさせる」のでなければならない。そ
れが一流ホテルのロビーを利用する、一流の客のやり方なのだ。そこで、次の日から早速これを試みることになるのだが、簡単な用でこれがなかなかできない。指をちらりと
持ち上げた程度では、ボーイなんかきてくれやしないのだ。ただし難しいだけにこれが成功した時の感動は、えも言われない。ホテルのロビーにいることの、奥義に達したの
だという気がするのである。
 確かに、自分らしさは大切だ。この前鯛焼きの食べ方について、部活終了後の下校中に友達の僕以外全員が頭から食べると言っていたが、僕は尻尾から食べると言い張った。
頭から食べることの利点は、「最初からたくさんの餡子が食べられる」という所にあるらしいが、やはり餡子は「最後にたくさん食べて満足して食べ終わる」というのが、僕
のmy styleである。この自分の理論を友達に説明したらちゃんと理解してもらうことができた。やはりこの時思ったのは、諦めることなく友達に説明することができたので、
それが自分らしさを大切にするという事になったのだと思う。こんなに日常的なところにも、自分らしさを大切にすることができるのだとおもった。
 しかしその場に応じた振る舞いも大切だ。結婚式、お葬式、卒業式、など「人生の節目」と言われている場所は、みんなしっかりとした服装、振る舞い、態度で行うものだ。
僕が小学校5年生の時、母の姉が結婚しその時に、結婚式を挙げた。その時には僕は初めてピアノの発表会以外でネクタイを結んだし、みんな正装と言われている格好をして
いた。そして結婚式場に着いてからも、みんな「敬語」を使っていたし、いつも態度や言葉遣いを母に注意されている妹でさえも、似合わない服装をしてかしこまっていた。
「人生の節目」と言われている場所ではしっかりとした、態度、言葉遣いをとるべきなのである。そして「人生の節目」には、人の人格を変えてしまう力があるのかもしれな
い。
 だが、一番大切のことは実は「自分らしさ」を大切にすることでも、その場に応じた振る舞いをすることでもなく、「家とは、外から見る為のものでわなく、中から住む為
の物である」という言葉があるようにいちばん心地良い状態が大事なのである。

   講評   huzi

 これは面白い!
鯛焼きを食べるたびに、my styleの話を思い出しそうです。何気ない話題でうまく読み手の心をキャッチできていますよ。
それから、人生の節目で人格が変わる、だからこそあらたまった態度を取るというのは確かにありそうですね。鋭い指摘です。

この調子で2月もガンバロウ!
手書きは時間がかかって…というときは、パソコン送信にすると負担がすくなくなりますよ。

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