国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   胎内めぐり   みるく

ぎーーーーーーーーーーっわたしたち家ぞく四人は階だんを下りた地下にある古い木のとびらをそおおっと開きました。「うわーまっ暗っ。」「こわーいっ。」「目が見えないっ。」わたしたち四人はどきどきわくわくしながらそろそろこわごわ中に入りました。一月三日の午前中、京都の音羽山清水寺にある随求堂の胎内めぐりをした時のこでした。胎内めぐりとは、大随求菩薩のおなかの中をめぐって、心身の新生を感じることだそうです。中はまっ暗なのでしぜんとたて一れつにならびました。先頭はお父さん、次にわたし、さい後にお母さん、妹はお父さんにだっこをしてもらっていました。中は本当になんにも見えませんでした。かげも形もわかりませんでした。広いのかせまいのかもわかりませんでした。前後左右もわかりませんでした。夜よりまっ暗でした。まるで目が見えない人になったみたいでした。わたしは右手はお父さんのブルゾンをぐっとつかみ、左手はかべをなでながら、そろそろすり足で歩きました。もしぶつかってけがをしたらどうしよう、もしまいごになったらどうしよう、もしお化けが出て来たらどうしようとわたしは不安に思いました。「光が見える。」お父さんがうれしそうにさけびました。「あっ本当だ光だ。光だ。」わたしもとび上がってさけびました。ぽわんとした黄色のやわらかな光がぱっと目の前にあらわれました。そしてそこにはテレビぐらいの大きさの岩があって、それにはむかしのインドのサンスクリット文字で「ハラ」とほってありました。わたしははっとしてほっとして幸せな気分になりました。「とびらだ。出口だ。」わたしたちはまたとびらをぎーっと開けて外に出ることができました。わたしの心はうれしくなりました。どうしてかというと、すがすがしい気持ちでいっぱいになったからです。

   講評   kiri



 こんにちは。 まだまだ寒い日が続きますが、二月もがんばってくださいね。

                  

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