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　　　自信がある百人一首　　　シャーロック・ホームズ

　パシッ！！
「はい！！」
あるマンションの一室からそんな声が聞こえてきました。もちろん、声の主はぼくです。いつの冬休みかは忘れましたが、ぼくの家族は百人一首をその時していました。じつは、ぼくが通っている小学校では、毎年一回百人一首かるた大会をしています。その大会にぼくは毎年出ているのですが、その練習のために毎年大会が近づくと週末などによく家族内でかるた大会をします。そこでは、いつもぼくが勝っています。なぜなら、ぼくは小さい頃に塾で百人一首を徹底的に覚えさせられました。その際の記憶が所々欠けていますがけっこう残っているので、一からたたき込まなくてもいいからです。いつも、一番盛り上がるところは分かりません。でも、後半はぼくの独壇場です。でも、この冬休みには百人一首はやりませんでした。この冬休みによくやったのは、クリスマスプレゼントにもらったおもちゃの銃での撃ち合いです。
　ぼくはクリスマスにサンタからエアガン（おもちゃ）をもらいました。本当は別の種類をもらう予定だったんですが、サンタの在庫がなくなったので急遽違う物にしてもらいました。二つもらったうちの一つは、銃身が短いハンドガン（拳銃）です。ただ、それにしては弾倉が大きいです。もう一つは長いライフルのような銃で、ちゃんと遠くのものに照準をつけるためのパーツもついています。ただ、持ち運びが大変です。前に、ぼくと妹で撃ち合いました。ぼくがライフルで妹が拳銃です。結果はどちらもさんざんでした。ぼくの持っているライフルは弾が詰まってうまく発射出来なかったり、妹の持っている拳銃は引き金がかたくてうまく撃てず、一回に二発ぐらいしか撃てません。どちらも勝負になりませんでした。撃ち合いなのに、まるで鬼ごっこのように逃げ回りながら対処しなければならないので、大変でした。お父さんに、
「もっと撃ちなよ。」
と言われてしまいました。そう言われてぼくも、
「鬼ごっこじゃないのにぃ。」
とつぶやきました。
　ぼくは前に百人一首を何回もしたことがあります。今も続けていますが。（笑）自慢ではありませんが、ぼくは二年の頃から今まで一度も百人一首で負けたことがありません。たぶん、それを知っていて戦う相手はちょうど名探偵に
「犯人はあなたですね。」
と言われたときみたいな恐怖を味わうのでしょう。ぼくは、二年から参加して二連覇しているので今年も勝ちたいと思っています。
　ぼくは、百人一首で百枚中九十枚以上取ってみたいなと心の中で思いました。百首終わった時、みんなのところに大小それぞれの山が出来ていました。

　　　講評　　　komiko

　シャーロック・ホームズくん、こんにちは！　「振り替え指導」をしっかりと受けて清書入力をがんばることができましたね。

　来月の作文でも出来事の様子をくわしく書いたり、そこでの「その人らしい会話」を入れたり、「まるで〜のような」を使った「たとえ」をいくつか入れてみたりして、いろんなことにちょう戦して、いっしょにがんばっていきましょうね。

　次の電話は２月５日（金）にします。課題は「ランニングをしたこと」「楽しい夕食」です。２月の暗唱長文の1.2.3の暗しょうにちょう戦してください。