創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日1129 今日1447 合計8468
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自然の驚異   えりそ

私は、自然に対して謙虚な気持ちを忘れずに生きていきたいと思っている。
そのためには第一に、自然の恐ろしさを認識することだ。私は幼いころ、震度五くらいの比較的大きな地震を体験したことがある。地震発生時は家族そろって外出していて、外出先ではそこまでゆれた感じはなかったのだが、家に帰ってきて部屋を見た瞬間のことは今でもはっきり覚えている。
食器戸棚の戸が開いていて、床に割れたコップや皿がいっぱい転がっていた。閉まっていた窓が地震の震動で開いていた。まるで泥棒が入ったのかと思うくらいめちゃくちゃになった部屋が目の前にあった。幼かった私は、どれだけ地震が大きかったのかを悟り、本当に背筋がぞーっとしたのだった。しかし、テレビで見る阪神淡路大震災や、ハリケーンや巨大台風を体験した人のことを考えれば私の体験など小さなものである。阪神淡路大震災では多くの人が亡くなったし、ハリケーンや台風の怪我人や亡くなる人が出てしまうこともある。自然は驚異的で恐ろしいものだ。
さて、第二に、幼いころから自然にふれあう機会をつくっていく方法がある。私は幼いころ宮城に住んでいて、自然といっぱいふれあうことができた。植物が好きで、植物図鑑を片手に色々な草花を眺めていたそうだ。その後宮城から引っ越してしまい、自然とふれあうことがなくなり、残念ながら草花の名前など全部忘れてしまったのだが、もしあのまま宮城にいたら、「えりそ植物記」という本を出版していたかもしれない。ありえないと思うかもしれないが、「ファーブル昆虫記」で有名なファーブルは、幼いころから虫が好きで、時間の経つことなど忘れ草むらにしゃがみこんで虫の観察をしていたらしい。私も幼いころずっとしゃがみこんで植物の観察をしていた。これはひょっとしたらひょっとしたのではないか。という訳で、幼いころから自然に親しんでいると、昆虫や植物に熱中して本を書くチャンスがめぐってくるかもしれないし、自然に対して謙虚な気持ちを持ち続けることができるのではないだろうか。
確かに、人間が自然を管理することも時には必要だ。しかし、自然に合わせることが大事なのだと思う。今問題となっている地球温暖化を重要視しながら、私は自然に対する謙虚な気持ちを忘れないで生きていきたい。

   講評   yuta

 冷たい空気が身にしみる日もあれば、みょうに暖かい日もある。そんな季節ですね。体調をくずさないように気をつけましょう。
      

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)