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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   庭は原始社会では(感)   まいう

□今日、もっとも進んだ建築家や都市計画者は「庭」を再発見し、現代生活にふさわしい機能的な共同の広場として新しく設計しようとしている。それこそ人間社会における庭本来の正しい意味をとりもどすことなのである。私はこれからの庭、市民生活における理想的な空間は、公共的であると同時にプライヴェートであり、運動的であるとともに休息的、しかもきわめて芸術的であるべきだと思う。これを読んで私が一番感じたのは、公園は、見るだけのものでなく、共同の広場として使えるようなものにするべきだということである。「当易の主題」
□そのためには、何のために公園があるのかという目的を考えることである。「複数の方法一」最近の公園では「公園内で野球やサッカーをしてはいけません」など禁止の立て看板を目にすることが多くなった。私の子供の頃は「ごみはくずかごに」ぐらいの立て看板しかなかったので、それに比較すると非常に窮屈になったと感じる。遊び盛り・育ち盛りの子供からスポーツなどをして外で楽しく遊ぶ場所を奪ってしまっている。このことは身体的・精神的成長の機会をも摘んでしまっていることになる。実際に自分が公園でスポーツをしていなくても、誰かが公園でスポーツしている光景を見ているだけでも楽しいはずである。利用者に規制をしすぎで、遊びの場、憩いの場である楽しいはずの公園が本来の目的を果たせなくなっていると言える。「体験実例」
□また、もう一つには、実際に多くの人が公園を活用するという機会を作ることだ。「複数の方法二」歴史的に見ても、文化が発達するにつれて、それまで制限されていたものがより多くの人に利用されるようになったという例は多い。古くは社寺・霊場・祭場・船・炭鉱・トンネル・酒蔵・相撲の土俵などへの立入りは禁じられていた。相撲の土俵はいまだに女人禁制であり、先日も相撲の土俵に女性を上げるかどうかの論議があった。しかし、他の多くは今はそういった規制が少なくなり、多くの人の出入りが自由になってきている。「歴史実例」公園も散歩や森林浴の他、盆踊りやバザーなどのイベントとしての使い道もある。公園をどんどん活用し人が集まる機会が増えれば、楽しいものになりみんなの公園になるはずである。
□確かに、静かに見るだけの庭園というもののよさもある。特に京都などでいろいろと神社・仏閣めぐりをすると、非日常的であり懐かしさなども覚え非常に癒されるので私は大好きである。しかし、これからの庭園や公園は、生活の中で生きたものになることが要求されている。下手な鉄砲数撃ちゃ当たるではないが、公園をみんなに自由に使わせたほうが思いもよらないことが生まれるかもしれない。「ことわざの加工」公園とは、単なる飾りもの、鑑賞するものという存在ではなく、みんなの生活の場、社交の場の一つである。「自作名言」だから、公園は見るだけのものでなく、共同の広場として使えるようなものにするべきだということだ。「当易の主題」それこそ人間社会における庭本来の正しい意味をとりもどすことなのである。「書き出しの結び」

   講評   suman

 まいうさん、こんにちは。項目をしっかり満たして、いい文章が書けましたね。
 まいうさんが当為の主題で提示したことは、妥当な意見だと思います。「庭」という芸術は確かにすばらしいですが、それも人間あってのものですね。大人も子どもも、「外で楽しく遊ぶ」ことが、第一に公園では優先されるべきです。
 方法二としては、「実際に多くの人が公園を活用するという機会を作ることだ。」と書きました。確かに公園の管理運営に注意を払うことは必要ですが、「活用」を考えるのが第一であり、「初めに規制ありき」では本末転倒です。
 京都の庭などの美も、今は権力者の占有ではなく、一般人も訪れて楽しめるのは、庭も民主的なものになったといえるかもしれません。

※第三段落
「古くは社寺・霊場・祭場・船・炭鉱・トンネル・酒蔵・相撲の土俵などへの立入りは禁じられていた。」→「女性の」と入れましょう。

               
 

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