国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ソクラテス きそよ
この話は、ソクラテスという人物がいて、そのソクラテスは、おそらく哲学の歴史をつうじて最も謎めいた人物だろう。ソクラテスはたったの一行も書かなかった。なのにヨーロッパの思想に最大級の影響をおよぼした一人とされている。ソクラテスはとんでもなくみっともない男だった。だが心は、「金むくのすばらしさ」だったという話だ。
ぼくはソクラテスとちがって、知ったかぶりをしたことがある。野球の時、車で移動していたら、プロ野球の話になったことがあった。ぼくはプロ野球をあまり見ないから知っている選手は少ない。だから
「○○○のチームで好きな選手だれ」
と聞かれると、とりあえず知っている選手をいって、いかにもそのチームの全員をしっているように見せる。他にも
「WBCの選手に○○選手入れてもいいよな」とかいう質問がきたらとりあえず、
「あー」
でごまかす。はじをかいてはいないが、何か自分が全然知らないことに、心の中ではじをかいていた。やっぱり知っていた方が良いなと思った。
ぼくの母は、新しいパソコンを買った時、インターネットをつなごうとしたら、つながらなくて、インターネットの会社に電話して説明を聞いていたが、知ったかぶりをしてきいていたのでほとんどわからなかった事があったそうだ。そして次の日に、今度はちがう人に聞き、初心者のふりをしてきいていたのでなんとかわかったらしい。
この作文を書いていた時、さらに自分の中ではじをかいてきた。
「聞くは一時のはじ、聞かぬは一生のはじ」とはこのことかもしれない。これからは、できるかぎり知ったかぶりをしないで、はじをかかないようにしよう。
講評 harako
読解問題をがんばりました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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