創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日1990 今日862 合計46551
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   無知の知   けん道少年

ソクラテスはたったの一行も書かなかったのに、ヨーロッパの思想に最大の影響を及ぼした一人とされている。ソクラテスは、自分は知識(ソフィス)のある人間ではないと考えていた。ソクラテスは自分は人生や世界について知らない、とはっきり自覚していた。「もっともかしこい人とは自分が知らないということを知っている人だ。」と、ソクラテスは言った。
ソクラテスは主に、紀元前470年〜399年頃に活躍した哲学者である。ソクラテスが残した言葉でもっとも有名なのは、「無知の知」である。これは、「自分が知らないことが、この世にはまだまだあるということを、私は知っている。」と、いう意味だ。この考えは、何でも知っていると考えるソフィストたちとは、正反対の考え方だった。この言葉は、「汝自身を知れ」という言葉にもつながる。だが、本人は一行も書かなかったので、弟子プラトンたちが説教を受けついだ。しかし、アテナイ市民には、受け容れられず死刑に処せられた。その後ソクラテスの考えは、ヨーロッパの思想に最大級の影響を及ぼした。
母も、ソフィストのように知ったかぶりをして、恥じをかいたことがあるそうだ。例えば、友達にケーキをもらい。
「このケーキは、デパ地下にしか売ってないよ」
と言われ、そのケーキを買うときにはいちいちデパ地下に行っていた。ところが、ある日近所のスーパーに行くと、いつもデパ地下で買っていたそのケーキが棚に並んでいた。デパ地下でしか買えないものだと思い込んでいた…と、はじをかいた母だった。もう一つは、親戚と電車で遠い所へ行った時の話だ。(ここで乗り継いだら速いな…)と思いつき、乗り換えたが、いつもより余計に時間がかかり、電車賃も余計にかかり、親戚の前で堂々と恥をかいてしまった母だった。
わからないことは、素直にわからないと思うことが大事だと分かった。だから、わからないことを減らすようがんばりたい。

   講評   kiri



 こんにちは。 まだまだ寒い日が続きますが、二月もがんばってくださいね。

                  


                           

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)