国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自信を持つ   ゆうちゃり〜

 僕は、今の社会では自信を持つことが難しくなっていると思う。なぜなら、評価はすべて数字で表され、点数が低ければ、失敗を恐れるようになるからだ。僕も、テストの時、数学でミスのせいで悪い点数になり、ミスをするという不安を抱えて次のテストを受けたら、同じような結果になった。また、人と接する時には大切だ。あまりにも傲慢であったり、欲深かったりすると、他人から嫌われる。僕の友達の中で、ゲームで勝ちたくてズルをしたら、後で嫌みを言われるようになった。だから謙虚さは必要ではあるが、もっと自分や自分の文化に自信を持った生き方をしたい。
 そのための方法として第一に、失敗や批判を恐れないことだ。スポーツでも、失敗や批判を恐れていると、思うような結果を出すことは出来ない。僕は小さい頃から空手をやっている。しかし、中学生になるまではあまりよい結果を出せなかった。そこで、別の道場で練習するようになった。そうしたら、周りはすべて強い選手だったので、失敗を恐れていたら何も出来ないと身をもって知り、「当たって砕けろ」という気持ちで練習試合をするようになった。本番でもその気持ちで試合をしたら、技術はまだまだ未熟だったが、ひとつ上の学年の選手に勝つことが出来た。この試合以降、試合では同じ道場の選手以外は勝つことができるようになり、ついには全国大会に出場できた。いつも試合では、「当たって砕けろ」という、失敗を恐れない気持ちを持ち続けていた。このことが全国大会に出場できた一番大きな要因かもしれないと、今考えてみるとそう思う。このように、失敗を恐れていては本当に失敗する。また、失敗を恐れない気持ちを持つことが大切である。
 また、二つ目として、積極的に海外の人や国、文化と交流する中で、日本文化の狭い枠にとらわれない考え方を身につけていくことだ。坂本龍馬は若い時に、ペルー率いるアメリカ艦隊が日本にやって来たところをじかに見た。その時、龍馬はアメリカがものすごい国であると知った。また、勝海舟との出会いによって、世界の国がどれほど大きくて、日本がどれほど小さい国かを思い知らされた。そうしたところから、龍馬は日本が開国すべきだと考えるようになり、行動を起こしていった。また、福沢諭吉も、海外の文化や人々に触れていた。日本にいる時、ある外国人から英語の必要性を知った。またそれから、アメリカに行った時、その当時の日本とは違い、男女とも自由であり、日本では男の方が女よりも賢いとなっていたが、アメリカでは同権であると知った。そのことが『学問のすすめ』の、「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」という言葉が生まれたのだろう。
確かに、それぞれの文化の個性を守ることは大切であり、必要なことである。何もかも自分の文化の枠をはずしていては、もとの文化を台無しにしてしまう。しかし、それが無自覚で行われているのではいけない。「自分が考えるとおりに生きていかなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたように考えてしまう。」という言葉があるように、日本の文化の中だけだと、考え方が固定されてしまうので、より広い視野で自分を見つめ直す必要がある。

   講評   kamo


 丁寧に、しっかりした清書を仕上げました。今月も、毎週よく頑張ったね。
 2月も、そろそろテストなどで大変になっているかと思うけれど、また頑張って進めていきましょう!

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