国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本と映像の特ちょう   きんぐ

テレビは、情景がそのまま出てきて、理解するのに努力しない。すなわち受け身で楽しむものだ。一方、読書は読む側に努力が要る。だから読書には前向きな姿勢が必要だ。読む速さを変えられたり、つまらないところを省くことが読書にはできる。読書は読む側の自由が大きいものだ。つまり、読書の方が態度が積極的だ。本は音楽や絵とは違い、言葉から出来上がっていて、すべての言葉には意味がある。本を読むということは、その言葉を意味することを分かることだ。読書において大切なことは自分の分からない本は読まないことだ。
 例えば『ナルニア国物語』のとき、、僕は本と映画のどちらも読んだり見たりしている。僕の場合、本を読んでから映画を見るようにしている。本は状況説明があるから、いきなり場面が変わっても、どの場面か分かるが、想像するのに努力が要る。映画は、映像があるから、ハラハラドキドキするなど、どの情景か見ただけで分かるから、話の世界に吸い込まれていく。時代劇は、ちょんまげなどの昔の格好がどのようなものなのか映像が教えてくれるし、戦争の映画や、刑事、推理ドラマなども、映像があることによってハラハラする。しかし、ナレーションがないから、場面が変わったり、いきなりストーリーが始まったりするとき、話についていけない時がある。だから初めに本を読んでストーリーを理解し、それから映画を見た方がいいと思う。『ハリーポッター』は、映画しか楽しんでいないので、本を読んでから見た方がよかったのかなと思う時があった。そうすると、映画を見た時、ストーリーで争いが起きたなどの場面の時、結果が分かってしまって、面白くなくなるじゃないか、と思う人もいるかもしれないが、結果は分かっていても、映像があって情景が目に見えるから、また本とは違うようなドキドキ感がするのだ。このようなことが、本と映像のいいところだと思う。
 ある日、学校の調べ物で、僕は国連について調べることになった。図書館で資料を探したり、良いホームぺージはないか、と探したりした。図書館で借りてきた資料の中に難しい本があった。目を通してみたら、わけの分からない言葉だらけだった。国について説明する専門用語が多くて何がなんだかさっぱり分からなかった。難しい本を読むと頭がおかしくなってしまいそうだ。やはり、自分に合った本を読んだ方が楽しい。
 人にとって、読書とは違う体験ができる貴重な娯楽なのだ。「行間を読む」「眼光紙背に徹す」と言うように、読んでいる本の内容を分かり、さらに、作者の言いたいこと、背後にある深い意味までちゃんと理解することは大事である。そうすると、本を読むことが楽しいものになると思う。また、同じストーリーを本と映像のどちらも楽しんみると、それぞれ違う楽しみ方が出来るから面白いな、と僕は思う。これからも本と映画やテレビをそれぞれ大事にして活用していきたい。

   講評   onopi

 考えを深めながら感想文を書くことができています。六年生としてしっかりとした考えを持ち、それを表現することができる力が十分付いていることを実感できる作品です。 
 

 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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