低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
お正月 きちよ
「あけまして、おめでとうございます。」
今年初めてのさわやかな朝が始まった。だが元旦の朝はゆったりした朝ではなく、いそがしい朝なのだ。群馬県のおじいちゃんの家に一泊二日で泊まるのだ。朝食は予想どおりおぞうにだった。少し急ぎ気味で食べた。母におとそを出されたがまったく飲まなかった。なぜなら、あまりおいしそうではなかったからだ。出発は午前八時と決めている。おそくなると、とちゅうの東京都で道が混んでしまい、時間がとてもかかるのだ。今年もスムーズに車は走った。おかげで群馬県まで二時間半で着くことができた。
お昼はおじいちゃんが住んでいるところの食堂で手作りのおせち料理をごちそうになった。そのなかで、特に栗きんとんと黒豆をたくさん食べた。食事の後、みんなで近くの神社にお参りをした。おみくじを引く時、凶が出ませんように、凶が出ませんようにと祈っていた。結果は吉だった。大吉ではなかったけれど、凶ではなかったのがうれしかった。前にこんなことがあったからだ。お参りをする前にこけてころんでしまったことがあった。あまり気にしなかったがおみくじを引いたら凶だった。そして帰るときにもころんでしまった。まるで神様が未来を決めているようだ。偶然というものはこわいと思った。でも今回は吉で安心できた。
私の父の実家では、大みそかの夜から初詣に出かけて、元旦の朝帰って来たそうだ。その日はおせち料理でお祝いして、夜はお風呂に入らない。二日の朝早く家長(私の祖父)がお風呂のそうじをした後、一番風呂に入り、それから家族を順番に起こす。朝六時くらいまでに全員がお風呂に入るという習慣だったそうだ。姉と私が生まれてからは、夜に入浴したほうが体があたたまってよく眠れるという理由からこの習慣をやめてしまった。私はこの習慣がなくてよかったと思った。理由は一日のよごれを落とすことができないし、朝早く起きるのはつらいからだ。
人間にとってお正月とは、一年のスタートである大切な行事であり、古い習慣を残しながらも年々変わっていくものなのだ。「お正月が終わったー。」ぴしっとしたお正月がやっと終わった。今年の一年間、がんばっていこうと思った。
講評 kamo
いい清書ができたね。読解問題にも取り組んでくれました。
また2月もがんばってやっていきましょう!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |