低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本と映像   しちみ

 本の良いところは、登場人物の顔や、その場面の様子などを、自由に想像でき、面白いところを何回も読み直したり、つまらぬところをとばして読んだりできるところだ。テレビや映画などの、映像の良いところは、受け身で楽しめて、こちらがすわって見ていれば適当に料理してくれるところという、分かりやすいところだ。本の中にはいくら読んでも分からないものもあるし、映像のものの中には自分で想像した方が面白そうなものもある。そうやって見ると、本も、映像も、どちらもかけてはいけないものなのだ。
 私は、「ハリー・ポッター」の本を読んでみようとしたことがある。映画を見て、とてもおもしろかったので、本もさぞかし面白いだろう…と思ったからだ。そして、母、兄、父が読んでいた「ハリー・ポッター『賢者の石』を手に取って表紙をめくった。すると、長い…。字が小さい…。少し読むと、頭がグルグルになって混乱し、文字がボヤーっとしてきた。こんな調子なので、一ページ目にしてやめてしまった。読もうとしたのだか低学年だったという理由もあるかもしれないが、語句がやっばり多い。読んだことのある父、兄、母は「文字は多いけれど、あの文字の多さをがまんすると面白い」というのだが、やはりあの語句の多さはまるで小学生用の辞典だ。今のところ、何回もトライして読みきったことは一度もない。そういうような点でみると、分かりやすい映画の方が、私だったら好きだ(映画のハリーは本よりかなり美化されているようだが)。それに、その本はまだ先送りしていい本なのかもしれない。
 しかし、本の方が良いと思ったこともある。まだ読んでいるとちゅうだが、私は今「東のエデン」という本を読んでいる。友達に聞くとアニメでもやっているらしいが、グロテスクだったりして見ていておぇっとなってしまうところがあるらしいし、あれは本で読んだ方が絶対面白いらしい。私は本でしか見たことがないが、確かにグロテスクなところが多い。それに、その本はギャグがたくさん入った場面もたくさんあるし、登場人物の顔などあまり詳しく書いていないので、想像するととても楽しい。私はこの物語は本で読んだ方が面白いなと思った。
 人にとって読書とは、読んでいる人の想像力をふくらませてくれるものだ。読書をすると、そこに書かれてある文と自分の想像力で物語がつくられる。なので、自分がどんな風にイメージしようとか、どのような様子をイメージしても自由なのだ。しかし、いくら読んでも自分の想像力ではよく分からない本もある。そんなときは、映像を見ると分かりやすい。本も映像もどちらも大切なのだ。私もハリー・ポッターは今でも読めていないが、映像といっしょに、最初は面白いところを読んで、少しずつ読めるようにしていきたいと思う。そして、地道に一巻ずつ読んでいって、最後のシリーズまで読めるようにしたいと思う。

   講評   onopi

 本と映像の良さをじっくりと比べながら、自分の考えをまとめることができています。あなたらしさが反映された作品になれいました。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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