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　　　正月をむかえて　　　きそさ

　「あけましておめでとうございます。」
ぼくは朝起きると父や母にそう言った。今日から正月だ。家族全員が起きるとおせち料理やおぞうにを食べた。どれもおいしかった。
　元旦はほとんど寝正月だった。父と妹の三人でテレビを一日中みて、だらだらと過ごした。だがだらだらとするのは元旦だけで、二日からは中学受験のため勉強した。
　一月五日は、はつもうでに行った。その日は冷たい風が強く吹いていた。ぼくの耳や足はまるでこおりつきそうな冷たさになっていた。ぼくはまず手を清めるための場所でひしゃくで水をすくい手にかけた。すると手がとても冷たくなったので、あわててハンカチで手をふいた。
はつもうでをしようとすると、お参りをするための人が長い列になって並んでいた。ぼくもその列にならんで、しばらくしてやっとぼくの番になった。
ぼくはお金をさいせん箱に入れて願い事をした。
その後に、体を温めるため、屋台の食べ物を買った。ぼくが特においしいと思った物は、きりたんぽだ。ゆずみそがぬられていてとてもおいしかった。
ぼくが五年生の時、正月は、祖父と祖母が住んでいる大阪府へ新幹線に乗って行った。ぼくの家族が住んでいる所は宮城県なので、何時間もかかる。新幹線に乗っている途中、静岡県を通り過ぎるので富士山を見ることができた。きれいで大きく、すごいなあと思いずっと見ていた。
大阪府の駅に着くと祖父がむかえに来てくれていた。ぼくたちは祖父と一緒に祖母と祖父が住んでいるマンションの部屋まで行った。二人はとてもうれしそうだった。ぼくはとてもかんげいされているのだと思い、感動した。
部屋にはいると、テーブルにおせち料理が置いてあった。ぼくたちは手洗いとうがいをして、いすにすわり、
「いただきます。」
と言い、全員でおせち料理を楽しく食べた。一月二日まで楽しく過ごし、三日に飛行機で帰った。
　今年は小学校生活最後の年なので、終わりよければ全てよしと言うから、気を引きしめていきたい。来年も、
「あけましておめでとう。」
と言って年をむかえたい。　

　　　講評　　　suzuyo

　チョビくん、こんにちは。今月は作文に加えて暗唱もよく頑張りました＾＾