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　　　おどろきの休み時間　　　トレジャーハンター

　「十二時になったので外に来ていいですよ。」
と先生がアナウンスをしました。ぼくたちの学校は、昼食が十一時三十五分から十一時五十五分の二十分しかありません。五十五分から歯ブラシをして、十二時に放送が流れます。休み時間は、十二時から十二時三十五分までの三十五分間です。放送がなるとみんな教室からかけ出して行きます。高学年のみんなが、そう庫からボールが入っているかごを持って来ます。中には、フットボール、バレーボール、サッカーボール、バスケットボール、テニスボールがあります。フラフープやなわ飛びもあります。バスケットボールのネットが六つあり、サッカーゴールは四つあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ぼくは中学年と高学年の生徒たちとサッカーの試合をします。チームは、レベルで決めるので、毎回チームのメンバーが変わります。ぼくのチームのゴールキーパーが自分のペナルティーエリアからシュートした時にまぐれで入りました。ぼくたちはおどろきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　そして、またいつもハンドをする三年生が偶然、他の人がシュートしたボールをけって奇せきのゴールを決めました。予想していないゴールでした。　　　　　　　　　　　　
　ぼくはまるで急にたん生日サプライズがあったかのようにびっくりしておどろきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　周りのなわ飛びをやっていた子も喜んで見ていました。　　　　　　　　　　　　　　
　ぼくも今度ゴールキーパーになってシュートしたら、入るかもしれないと思いました。でも、ぼくはいつもフォワードをしていて、いつもとく点を決めているのでゴールキーパーにはなれないと思いました。こんな事を考えているうちに、　　　　　　　　　　　　
「キンコーンカーンコーン　キーンコーンカーンコーン　キーンコーンカーンコーン…。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
とベルが鳴りました。かたづけの時間です。先生が、　　　　　　　　　　　　　　　　
「かたづけの時間だよ。」　　　　　　　　
と言います。ぼくたちはかごにボールを返します。そしてその後、高学年の生徒たちがかごをそう庫にしまいます。　　　　　　　　
「早く明日の昼休みになってほしいな。」　
と思いながら、四年生のならぶ列にならびました。

　　　講評　　　suman

　 トレジャーハンター君、こんにちは。楽しい昼休みのようすが、いきいきと書けましたね。