国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の行動と自分のふるまい   いちごサクラ

 日本のサラリーマンは、年齢に関係なく、みんな同じようなスーツ姿で通勤している。制服が決まっているわけでもないのに、会社員はスーツ姿で会社に行っている。他人とは違う、自分の好きなようなファッションをして会社にくる人は普通には見かけない。それは、あまり個性的な格好をしていると礼儀正しくないと思われがちなのと、変な格好をしてくるなとボスに注意されるからだ。だから、他人と合わせるほうが安心かもしれない。しかし、全員が全く同じの格好をしていると、人間のオリジナリティはなくなってしまう。
 確かに、どんな場合や状況でも、自分らしさを保つことは大事だ<主題>。周囲のみんなと一緒ではオリジナリティがないし、「自分だけ」というものがなくなってしまう。自分らしさというものがあると、注目を集めることもできる。学校でも、みんなと同じの服装や行動をしている人よりも、個性的な、人とは違うことをしている人のほうが注目される。私は、そういう人はたまに変だと思うけれど、やはり魅力的だと思う。私も最近、そういう自分が良いと思う個性的な服装をするように頑張っている。二年くらい前は、まだ私は他人の視線が気になって、好きな服を見つけても、少し個性的だと変だと思われるかもしれない、と思って着なかった。でも、今は人にどう思われてもあまり考えないことを気にかけている。そのおかげで、最近は自分らしさをアピールできるようになってきた。
 しかし、時と場合に応じたふるまいをすることも大切だ。あまり他人と関係ないような行動をしていると、自分勝手だと思われがちだ。場合に合わせた行動をとることは、礼儀正しいことでもある。昔話「はだかの王様」では、自分がはだかだと気付いていない王様が町を歩いているときに、町の人たちが誰も何も言わなかったのは、一応王様だからあまり刺激的なことを言ってはいけないと思ったからだ。王様がはだかだ、と言ったのは子供だったが、それはその子供がまだ小さくて、世間をよく理解していなかったからだ。大人たちは、そういうことを言ったら王様に恥をかかせることになると分かっていて、後で怒られることも分かっていたから言わなかったのだ。
 確かに、自分らしさを保つことも、時や場合に応じた行動をとることもどちらも大切だ。自分らしさをなくしたら、自分をなくしてしまうようなことに近い。みんなと同じにならないように、自分らしい生き方を考えることが良い。同時に、人と合わせる必要のある状況もある。自分が尊敬する人などに対しては、意見を合わせることが大事だ。しかし、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである」という名言があるように、大切なのは、自分らしさを保つことか場合に応じてふるまうことかではなく、自分らしさと場合に合わせることからどんな良いことを得られたかである。違う視点から見ているから、その二つからどんなことが学べたか注目するべきだ。

   講評   suman

  いちごサクラさん、こんにちは。第一段落のはじめの部分を書き直して、「要約」は抜きの、しっかりした意見文が書けました。2月もこの調子で頑張りましょうね。
 
            
            

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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