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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   外見より中身が大切   snow boy

 一流ホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに、たいていこうした男女の一群がたむろしているのは、そうでないと、どうしていいかわからない客がいると考え、ホテル側があらかじめそれ専門の「仕出し屋」に頼んで用意しておく場合が多いからである。当然、経費もかかるが、ロビーを利用する客にランクの最上位にある「待ち合わせ場所」としてふさわしい体験をしてもらうことはホテル側にしても望ましいことであるし、これにはちょっとした教育の効果もある。要するに、場所に応じた振る舞いは、大切だが、あまり無理をする必要もないということだ。

 確かに、自分らしさは大切だ。僕は、ふだん自分らしい服装をしている。とは言っても、僕の通っている学校は、制服があるので卒業式にランニング姿で登場するなどはない。たまに、体育の授業で、友達が体操服を変な風にきることがある。多分自分らしさを出しているのだと言う風に思える。

 しかし、その場に応じた振る舞いも大切だ。結婚式に黒いネクタイをしていく人はいないし、お葬式に真っ赤なシャツをきてくる人もいないとお母さんから教わった記憶がある。確かに、物語に出てくる桃太郎も、鬼が島に行くときは、頭に鉢巻をしていった。そして「こぶとりじいさん」の物語では、鬼の面会に粉れ込んでしまった、いいおじいさんは、そこで面白い歌や踊りを披露して、それが受けた為にこぶを取ってもらうことができた。まねをした悪いじいさんは、その場に合った芸を披露できなかったため、もう一つこぶをもらって帰る羽目になってしまった。

 確かに自分らしさも、その場に応じた振る舞いも、どちらもそれなりに大切だ。しかし、共通していることは、そこに周囲の人に対する思いやりがあるかどうかということである。「家とは、外から見るための物ではなく、中で住むための物である」という言葉がある。中に住んでいる人にとって一番心地よい状態が大事なのである。これは、とても大事なことである。外見がよくても中がぼろぼろだったら、どうしようもない。

   講評   kanera


よかよか。

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