低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日1059 今日1200 合計44899
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   過ちを繰り返さないためには   えさな

 自分のやったことを振り返り、反省することは大切だ。深く反省することは、新しい出発の土台となるからだ。私は今学校の吹奏楽部でフルートを担当している。年に数回、発表する機会がある。その時まで、たくさん合同練習やパート練習であわせたり、自主練習などをして日々努力する。しかし、どんな発表にも失敗やミスがあるはずだ。だから、必ず大きい発表ではビデオを撮り、終わった後日に部員でみて、反省会をする。そのときには、パート内で集まってビデオを見ながら、各自反省を書き、最後にパートで反省をまとめる。どんなに頑張って練習しても、まだまだな部分の方が多いため、反省はどうしても多くなる。そして、苦手な部分はやはり同じなのでどうしても似たような反省や感想になってしまう。毎回同じようなことなのではないか、と反省の意義がわからなくなってしまうこともあるが、やはり、終わった後に反省をすることによって、苦手な部分を再確認できる上、意識が高まると思う。そして、次の発表への課題が少しずつ見えてくるようになるため、反省することはすごく有効で大切だと思う。
 しかし、どうしたら同じ過ちを繰り返さないかを論理的に考え、対策を立てることも大切だ。これは、定期テストの前後にすごく痛感する。必ず定期テストの結果が出た後には反省すべき点を書いて先生に提出している。しかし、
「今回のテストは○○と××がだめだったなぁ〜」
という台詞を私は毎回言っている気がする。次のテストの結果がよくなるかどうかはどれだけ深く反省してもあまり変わらない。前のテストと差がつく時は、必ず反省した後に、次回に向けて何をするべきかということをよく考え、計画を立て、それを実行した時だ。対策を立てずに、ただ単に頑張るといいきっても結局テスト直前になって焦ってしまう。昔話の桃太郎は、どうしたら凶悪な鬼たちを退治できるかを具体的に考えた末、犬、猿、キジをケライにすることにしたのだ。つまり、桃太郎の村の人たちは、鬼にさらわれた慰霊祭を毎年盛大にやるかわりに、鬼を退治に行くという現実的な対策を立てた、と言えるだろう。
 確かに、過去におかした過ちを反省することも、それを繰り返さないための対策を立てるのもどちらも大事だ。しかし、一番大切なことは、「知識がはしごを作ったのではなく二回をあがりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、その過ちを繰り返したくないという強い気持ちを常に忘れないでいることだ。

   講評   kiri



 こんにちは。 まだまだ寒い日が続きますが、二月もがんばってくださいね。

                  

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)