低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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過ちを繰り返さないためには えさな
自分のやったことを振り返り、反省することは大切だ。深く反省することは、新しい出発の土台となるからだ。私は今学校の吹奏楽部でフルートを担当している。年に数回、発表する機会がある。その時まで、たくさん合同練習やパート練習であわせたり、自主練習などをして日々努力する。しかし、どんな発表にも失敗やミスがあるはずだ。だから、必ず大きい発表ではビデオを撮り、終わった後日に部員でみて、反省会をする。そのときには、パート内で集まってビデオを見ながら、各自反省を書き、最後にパートで反省をまとめる。どんなに頑張って練習しても、まだまだな部分の方が多いため、反省はどうしても多くなる。そして、苦手な部分はやはり同じなのでどうしても似たような反省や感想になってしまう。毎回同じようなことなのではないか、と反省の意義がわからなくなってしまうこともあるが、やはり、終わった後に反省をすることによって、苦手な部分を再確認できる上、意識が高まると思う。そして、次の発表への課題が少しずつ見えてくるようになるため、反省することはすごく有効で大切だと思う。
しかし、どうしたら同じ過ちを繰り返さないかを論理的に考え、対策を立てることも大切だ。これは、定期テストの前後にすごく痛感する。必ず定期テストの結果が出た後には反省すべき点を書いて先生に提出している。しかし、
「今回のテストは○○と××がだめだったなぁ〜」
という台詞を私は毎回言っている気がする。次のテストの結果がよくなるかどうかはどれだけ深く反省してもあまり変わらない。前のテストと差がつく時は、必ず反省した後に、次回に向けて何をするべきかということをよく考え、計画を立て、それを実行した時だ。対策を立てずに、ただ単に頑張るといいきっても結局テスト直前になって焦ってしまう。昔話の桃太郎は、どうしたら凶悪な鬼たちを退治できるかを具体的に考えた末、犬、猿、キジをケライにすることにしたのだ。つまり、桃太郎の村の人たちは、鬼にさらわれた慰霊祭を毎年盛大にやるかわりに、鬼を退治に行くという現実的な対策を立てた、と言えるだろう。
確かに、過去におかした過ちを反省することも、それを繰り返さないための対策を立てるのもどちらも大事だ。しかし、一番大切なことは、「知識がはしごを作ったのではなく二回をあがりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、その過ちを繰り返したくないという強い気持ちを常に忘れないでいることだ。
講評 kiri
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