創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自然に対して うまのすけ
農業は、きわめて恣意的な営みである。だいたい、野菜、という概念からして人工的なものである。人は、野草や山菜を採集する労苦と非能率を恨んで、採ってきた植物を住むところの近くに置いて管理しようと試みた。しかし、文化というのは人間が手をつけられないような荒々しい自然を何とか訓化して管理下に置こうとする試みなのだと種明かしをすれば、それほどたいしたことをやっていけないのがすぐわかる。農耕も含めて、そうした『文化』的な営みの中においてだけ、人は、自然を自分たちのコントロール下に置いたような気分になるのである。しかし、本当のところ、まったく、自然を手なずけるどころか、自然の大きな力に翻弄されるばかりである。だから、僕は、自然に対して謙虚にしていくことだと思う。
その方法として第一に、自然の恐ろしさを再認識することだ。特に大地震が、起こったときに謙虚になることだ。今月の17日に阪神淡路大震災から15年たつ。こういう大災害が起こると人は、すぐにいやなことを忘れてしまうことがあるので、毎年慰霊祭を行い、災害の恐ろしさを再認識する。 その方法として第二に、幼いころから自然に親しんでいくことだ。伝記によると、源義経は、幼いとき天狗が住んでいる寺に預けられていた。そのときに自然の中ですごしたことで、義経が大人になったとき、一の谷の戦いで鹿が降りられる崖は、馬でも降りられるというよくわからない発想により平家に勝てた。
確かに僕たち人間は、自然を管理することが必要だ。しかし、『寒さに震えたものほど太陽の暖かさを感じる。」という名言があるように、僕は自然に対して謙虚な気持ちを持ち続けていきたい。
講評 kira
うまのすけくん、こんにちは。2月も頑張ろう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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